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親が厳しすぎて、友達の話題についていけません。〔竜の口法子校長の熱烈エール もう大丈夫!〕

〔お悩み〕
私の親は潔癖な性格で、門限などのルールがとても厳しいです。テレビも平日は1日1時間しか見せてくれませんし、携帯もまだ買ってくれません。なので、友達の話題に全然ついていけないし、知らないところで話が進んでいたりすることもあります。いくら言っても聞いてくれず、毎回大げんかになってしまいます。どうやったら親を説得できるでしょうか。(中学3年生/女子)

「責任」と「自由」は裏表の関係

確かに、あなたと同じ中学3年生で「門限あり、テレビの制限あり、携帯は持たない」の3つを保護者から徹底されている友達は少ないかと思います。毎回大げんかになるとのこと、あなたが友達の話題についていけず困っているのもよく分かります。

まず知っていただきたいことは、「責任」と「自由」は、裏表の関係にある、ということです。自分の考え方や行いに責任を持てる人は、その分だけ自由の範囲が広がります。親は「携帯を与えても、テレビの時間制限をかけなくても、時間がきたらちゃんと勉強に切り替えられる子だ」と思うと安心します。これが親に信用されるということです。親や学校の先生など大人から信用され、「この子に任せておけば心配はない」と思われると、大きな責任が与えられて、自由の範囲が広がるのです。

信用は小さなことの積み重ね

次に知っていただきたいことは「信用は小さな積み重ね」だということです。例えば、噓をつかない、言ったことは口先だけでなくきちんと行う、といったことは、大人になってからも人間関係を築くうえでの信用につながります。また、親や先生の見ていないところでどうするか、ということも大切です。親が突然出かけて留守になったとき、「やったー」と解放されて、悪いことをしていないかどうか、誰も見ていないところでも、きちんとしているかどうかは分かるものです。「親が自由にさせてくれない」とのことですが、自分自身に原因がなかったかを振り返ることも大事だと思います。

親は子供の未来を守ってくれている

現代は、誘惑がたくさんあります。スマホを親から与えられたとたん、YouTubeやLINEなどにはまり、すっかりスマホ依存症になってしまう中高生もいます。また、スマホはいつでもどこでもゲームができるので、昼夜逆転しやすく、ゲーム依存症になって健康生活に支障が出てもスマホを離せなくなる子もいます。中高生の本分は学業です。ましてや、中学3年生は、高校入試に向けての受験生でもあります。親は、あなたがスマホなどに人生の時間を奪われて、未来を壊すことがないよう、守ってくれているとも言えます。

今後は、小さなことにも責任を持ち、少しずつ親の信頼を得ていきましょう。一歩一歩、信用を積み重ねていくことで、親は安心し、認めてくれるはずです。また、この機会に親からしてもらっていること、与えられていることを振り返ってみてください。どれだけ支えられていることが多かったか気づくはずです。感謝の気持ちが深まると、親との関係もずっとよくなっていきますよ。もう大丈夫!!

(「Are You Happy?」2021年9月号)

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