「寝ても疲れが取れない」
「なぜかイライラしてしまう」
「病院に行くほどではないけれど、調子が良くない」
もしかしたら、それは自律神経が乱れているサインかもしれません。そこで今回は、体の各機能のバランスを保つ自律神経について知ることで、「なんとなく不調」の解決法を探っていきます。
自律神経は体と心のバランサー
自律神経にはどんな役割があるのか、心療内科医の千田要一さんにお話を聞きました。
無意識で働く自律神経
自律神経の最大の特徴は、私たちの意識に関係なく、独立して働いていることです。しかし、無意識だからといって、決してコントロールできないわけではありません。その方法の一つが生活リズムを整えること。本来、日中は交感神経、夜は副交感神経が活発になるのですが、睡眠時間を削って夜まで仕事をすると、交感神経が活発なままになり、バランスが乱れてしまいます。
さらに、自律神経の働きには私たちの精神状態が大きく影響することが分かっています。最近はコロナウィルスが蔓延していますが、ウィルスに対する恐怖心やストレスが増大すると免疫力が落ちてしまいます。それは緊張状態になることで交感神経が優位になり、ウィルスに立ち向かうリンパ球の働きが弱まってしまうためです。このように生活習慣とマインド面を整えることによって、自律神経も整えることができるのです。両極端に偏らない、仏教の中道の考え方でもあります。
続きは本誌でお読みいただけます
▶ あなたの自律神経はどんな状態?プチ診断
▶ 自律神経と心の関係
▶ 自律神経の乱れを整えるセルフケア
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