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LGBTQの保護をめぐって揺れる世界の国々【幸福実現党党首 釈量子のキッチン政経塾】

物議をかもしたトランスジェンダー選手

今回の東京オリンピックは、コロナ禍というだけでなく、自身がLGBTQだと表明し、性転換した「トランスジェンダー選手」が出場する史上初の大会として話題になりました。

その一人が、ニュージーランド重量挙げ選手のローレル・ハバード氏です。男子選手として活躍していましたが、23歳の時にホルモン治療を受け、女性として競技に復帰。世界的な女子大会でメダルを獲得してきました。しかし生まれ持った男女の筋肉量や骨格、体格の違いから非難の声もあり、五輪でも物議をかもしました。

LGBTQ問題による混乱

LGBTQをめぐる問題は、スポーツにとどまりません。
日本では、戸籍上は男性で、現在は女性として働くトランスジェンダーの経産省職員が、「職場の女性トイレの使用が制限されているのは差別だ」と国を訴えた裁判がありました。

アメリカのロサンゼルスでは、男性として生まれたトランスジェンダーの女性が、スパの女性用スペースで服を脱いだため利用者の女性から苦情が入り、流血騒ぎとなっています。

心と体の性の不一致に悩んでいる人もいることは承知していますが、「男性の体だが、心は女性だ」と嘘の主張をする「変態」がいた場合、見分けることは難しいと言えます。

一方で、揺り戻しも見られます。アメリカではいくつかの州で、自ら認識する性別に応じてトイレを選ぶことを「禁止」する法案が可決されています。

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