霊言から読み解く 文豪たちの天国・地獄の別れ道-川端康成

この秋は、日本文学を味わってみませんか。
ちょっととっつきにくい近代文学も作者の「本心」を知ることができれば、作品を一段と深く理解できるはず。
大川隆法総裁の霊言では、文豪たちが生前、何を考え、死後どのような世界に還っているのかが明かされています。

 

川端康成

川端康成(本文用)

●代表作『伊豆の踊子』『雪国』『古都』など
●昭和43(19 6 8 )年に日本人初のノーベル文学賞を受賞。
●15歳までに肉親をすべて亡くす。幼少期は予知能力があり、『抒情歌(じょじょうか)』は神秘的な世界観が表れている。多くの新人作家を発掘・後援し、特に三島由紀夫とは生涯交流を続けた。

 

霊言「人間社会のなかの美しいものを、目に留めようと努力したのさ。」

日本の美を文学の世界で追求した川端は、「美の奉仕者」として天上界に還っている。霊言では、作品が流行ったとしても「心」が肝心であり、どういう価値観を選び取ったかの責任は死後取らなくてはいけないと述べた。

天国に還れたポイント

・人間の生き方の中に一条の光明を見いだしていた
・ 透明な心で世の中を見つめていた
・ 人々に、永遠の世界に触れさせ、 神の世界を垣間見させようとした

Illustration by Shinichiro Hattori

 

川端康成の第二の故郷-『伊豆の踊子』執筆の宿をたずねて

伊豆の踊子、湯本館


伊豆半島の中心に位置する湯ヶ島にある一軒の宿、「湯本館(ゆもとかん)」。
川端康成は約10年間、足しげくこの宿に通い、逗留して『伊豆の踊子』を執筆したそうです。
誌面では、今もなお、当時の佇まいを保つ湯本館を訪れ、ゆかりの部屋や、小説に出てくる実際の場所をレポートしています。

■『伊豆の踊子』あらすじ
第一高等学校に通う二十歳の「私」は、自分の歪んだ性格に対する反省や憂鬱から、伊豆で一人旅をしていた。道中、旅芸人の一行と出会い、その中にいた踊子に心惹かれる。踊子たちと下田港まで一緒に旅をするなかで、次第に「私」の心は解きほぐされていく。

 
続きは本誌でお読みいただけます

文豪たちの死後の行方(坂口安吾、芥川龍之介、太宰治…)
川端康成の第二の故郷-『伊豆の踊子』執筆の宿をたずねて

 

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