幸福の科学の信仰の源流の地にある聖地エル・カンターレ生誕館の近藤彰館長に神様についての素朴な疑問に答えていただきました。
Q.神様がいるなら、なぜ世の中には不幸や理不尽なことが多いのですか?
A.苦しみや悲しみを乗り越えることで、魂が成長するからです。
私たちが生きているこの世は、「魂修行の場」であるという考え方をとることで、その答えが見えてきます。もし、魂もあの世もなく、死んだらすべて終わりなら、確かに世の中は理不尽なことばかりです。何の罪もない人が災害で犠牲になったり、悪人が成功して、いい思いをしているように見えることもあるでしょう。
しかし、死後の世界があり、天国と地獄もあって、愛の思いで善い行いをした人は天国に行き、悪い思いで悪い行いをした人は地獄に行くならば、神様はとても公平な世界を創られたということになります。生きているときに成功しなかったように見えても、善なる心で生きた人は、幸福な世界に還れるのです。こうした前提に立つと、苦しみや悲しみは砥石のようなもので、それを乗り越えることによって魂が磨かれるのだと分かります。
例えば、子供が公園で転んだとき、あえて助け起こさず、自分で立ち上がるのを見守って、「大丈夫?」と声をかけるような親の心がありますよね。ドラえもんのように、何でものび太くんの願いを叶えてあげるのがよいかというと、そんなことはありません。自分の力で願いを叶えたり、苦難を乗り越えるからこそ、成長や幸せにつながります。悪人であっても神様にとっては自分の子供ですから、自ら反省することを願っていらっしゃいます。
神様は、親が子を愛するように私たちを見守っていると思うと、不幸や理不尽なことが起きる意味も理解しやすいのではないでしょうか。
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▶ Q.神様は弱い人がすがるためにつくり出したものでは?
▶ Q.科学的に証明できないのに、神様はいると言えるのですか?
▶ STORY 「この女の子は、仏陀の娘だ!」