家事や子供の世話、近所づきあいなどに積極的に取り組む「主夫属性あり」夫。
「あさが来た」のヒロイン・あさを支える夫・新次郎さんのようなタイプかも?
Illustration by Shinichiro Hattor
「あさが来た」(2015年度下半期)
実業家・教育者の広岡浅子をモデルに、波瑠演じる“あさ”が女性起業家として奮闘する姿を描く。舞台は女性は家を守るのが仕事とされていた幕末から大正時代。あさの夫・新次郎は大阪有数の両替屋の次男でありながら、商売より三味線を好み、あさの夢を積極的に応援。妻を陰ひなたで支え、当時は珍しいイクメンでもあった。
「主夫・イクメン」タイプの夫とうまくいく秘訣
① 褒め力
「主夫属性あり」タイプの夫を持つ奥さまは、ご主人のおかげで助かっているところも多いはず。まずは改めて感謝の思いを持ち、「仕事が忙しいのに、家のこともしてくれてありがとう」「私だったらこんな上手にできないわ」などと、直接伝えましょう。「またお願いできるかしら♥」と、かわいく言ってみるなど「上手に甘える」のもポイントです。
人は褒められると、もっと何かしたくなるもの。奥さまのこの言葉で、ご主人はますます張り切ってくれるはずです。
② ポイント家事
「いろいろしてくれる分、私の家事にケチをつける」とお悩みの方にお伝えしたいのは、「夫が気にする家事は“あなたからの愛情を感じるポイント”」ということです。
例えば「テレビの裏にホコリがたまってるよ」とよく注意される場合、そこがご主人の“あなたからの愛情を感じるポイント”。きれいに整えていれば、ご主人は「愛されている」と思えるのです。
他の家事は進んでしてくれる夫に感謝しつつ、「せめてここは私がいつもきれいにしよう」と意識して、愛を込めて取り組んでみましょう。
③ 最終決定は夫
ご主人があまりに女性的なので、「前世は女性かな?」と思う奥さまもいるかもしれません。でも男性は必ず「男のプライド」を持っています。そのため、もしあなたが家庭内の主導権を実質的に握っていたとしても、「◎◎は●●でいいよね?」などと声をかけ、最終の判断は必ずご主人にお願いしましょう。
“最終決定者”になることで、男性はプライドが保たれるもの。そしてお子さんには「パパはお料理上手だね」「家のこともしてくれるけど、ちゃんとお仕事もしていて、こんなパパ他にいないんだよ」などと伝えてあげましょう。お子さんもパパを尊敬しますし、たとえ本人が聞いていなくても、その気持ちは必ずご主人に伝わります。
得意なところには感謝して頼り、ご主人の一家の大黒柱としてのプライドは上手に守っていきましょう。
<読者体験談>イクメン夫と適材適所で家庭を創る
うちは息子2人なので、休みの日に遊んだり、男同士の相談に乗ったりしてくれて、父として息子たちの精神的支柱になってくれたのが、とてもありがたかったです。夫もそうですが、このタイプの方は家のことをするのが苦ではなく、“普通のこと”としてやっている方が多いと思います。ですから私も罪悪感を感じすぎたり、劣等感を持ったりせず、「お願いできるところはお任せしよう」と、お互い“適材適所”で家庭を創るイメージで接しています。(Kさん・40代・夫50代)
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