育児がツライと感じたら ストレスを軽くするコツ【育児疲れ、産後うつ、イライラ、落ち込みなど】

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初めての育児は思っていたより大変!

初めての育児は、赤ちゃんがかわいくて楽しい反面、わからないことだらけ。
出産で体はボロボロの状態、2~3時間おきの授乳で極度の寝不足に加え、オムツ替えなどのお世話、女性ホルモンの急激な変化など、体力的にも精神的にも不安定な状態になります。

2人の子を育てる筆者自身も、産後1年は落ち込みやすい状態が続きました。育児がツラくなったり、極度に落ち込んだり、ささいなことで怒ってしまうなど、気持ちのコントロールができなくなることが増えました。ママ友のなかにも、当時を振り返って「なんであんなに追い詰められてたんだろう」「産後うつ寸前だった」と言う人もいました。

そうした育児の大変な時期を過ぎてから当時を振り返り、育児のストレスを重くしていた「ある原因」に気づきました。
そこで今回は、「育児のストレスを軽くする心の持ち方」についてご紹介します。

 

育児のストレスを溜め込む人の傾向

赤ちゃんが生まれると、授乳に抱っこ、寝かしつけ、オムツ替えが生活のすべてになります。少し大きくなってきても、余裕が出てくるかと思いきや、離乳食やトイレトレーニング、イヤイヤ期など、育児には山がたくさんあります。
育児でうまくいかないことが続くと、やり場のないイライラが増えて、気づかないうちにストレスが溜まってしまいます。

こうしたストレスを、「息抜き」したり、「一人の時間をとる」ことでうまく発散できればよかったのですが、それができず、私は次第に「育児がツラい」という状態になってしまいました。

子供を寝かしつけたら、部屋の掃除やご飯の準備をして過ごし、起きたらまた子供につきっきり。
夫や義母に子供を預けたこともあるのですが、預けて外出しようとすると、家の外まで息子の泣き声が聞こえてくる……。そうなると、せっかく預けても罪悪感でいっぱいになり、結局、早々に家に帰ってくる始末。

「泣かせるくらいなら、無理に預けなくてもいい」
「子供にも家族にも迷惑をかけて休みたいというのはわがままかも」
「自分が病気をしたときぐらいでないと、預けてはいけない」

そんな気持ちが沸き上がり、「がんばらなくては」と我慢するものの、またストレスが溜まって落ち込みやイライラが大きくなるという、負のスパイラルにはまっていました。

 

「完璧主義」を手放そう

そんな育児も、子供が大きくなるにつれて手がかからなくなり、落ち着きを取り戻したころ、2人目を出産しました。

2人目を出産して驚いたことは、育児がかなり楽になったこと。
赤ちゃんのお世話に慣れたこともその理由ではありますが、うまく「休める」ようになったことが大きな理由かなと思います。

2人目が生まれると、もちろん上の子がいるので、下の子にかかりきりになることはできず、自然と「手抜き」ができるようになったので、気持ちに余裕が出てきたのです。
上の子のときも、こんな風に育児ができていたらよかったなあと思います。

そんなことを考えていたときにふと読んだ本に、このように書かれていました。

「中年期から晩年期に入ってくるにつれて、人生の速度を落とさなくてはいけない時期がやってきます。そのときに、いつまでも百点を求めて生きてはいけません。九十点、八十点、七十点の自分を受け入れること、七十点ぐらいの自己像を容認することも大事です。いつまでも百点を求めても無理なのです。
 『七十点でもいいかな』と考え、自分自身に対する許しのハードルを下げなくてはなりません。」

(『復活の法』〔大川隆法 著/幸福の科学出版〕より)

 
上の子が小さいとき、初めての育児に「子供のためだから、手を抜いてはいけない」という気持ちが強く、いつの間にか「完璧主義」になって自分で自分を追い込んでいたんだと、ハッとしました。

2人目が生まれたことで、ようやく自分のハードルを下げることができるようになり、「息抜き」ができるようになりました。
「おいしいコーヒーを飲みに行く」「自分の洋服を買いに行く」「本を読む」「運動をする」「美容室に行く」……。
こうした息抜きができるようになって一番うれしかったことは、子供が一層かわいく思えたことです。心に余裕が生まれると、子供の成長を気長に待つこともできるようになりました。ときどき、自分の時間をとるのも悪くない、いやむしろ適度にゆっくりする時間をとろうと思えるようにもなりました。

育児がツライ

100%完璧に育児はできないものです。それで子供に申し訳なく思う必要はないかなと思います。「完璧主義」で苦しい育児をするのではなく、できないこともあるけれど、「まあいいかな」と割り切れたり、休むときにはちゃんと休んで、笑顔で子供と向き合えたほうが、ママにとっても子供にとっても幸せな時間になると思います。

小さな子供の育児に奮闘しているママは、「もう十分がんばっているよ」と自分にも声をかけ、「完璧主義」にならずに、自分を許したり、癒すことも忘れないでくださいね。

 

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