2人目どうする?―年の差きょうだいのススメ―

年の差きょうだい

1人目の子供が1歳を過ぎると、ようやく一息つけるようになり、「2人目欲しいけど、どうしよう」と考え始める方も多いのでは?
そんな方にオススメしたいのが「年の差きょうだい」。現在7歳の長男と1歳の長女を育てるママ編集部員の体験をご紹介します。

 

2人目を迷う理由

2人目を産むかどうか悩む理由として、教育費などの経済的な問題や、仕事との両立への不安などがあげられると思いますが、私が悩んだ一番の理由が育児疲れ! 1人目(長男)の育児が本当に大変で、正直2人目を考える余裕はあまりありませんでした。
「子供は2人欲しいけど、またあの大変な妊娠・出産・育児をゼロからやるのか……」と思うと、なかなか踏み出せず、気付けば上の子は3歳。幼稚園に通うようになったあたりで、やっと本気で「2人目が欲しい!」と思い始め、結果、上の子が5歳半のときに、2人目を出産するに至りました。

 

「年の差きょうだい」で良かったこと

①自分のスキルアップ&上の子の成長で育児がラクに!

実際に2人目が生まれてびっくりしたのは、育児がかなりラクになっていたこと。
1人目のときには、授乳からオムツ替え、お風呂など一つ一つが初めてで、戸惑いながら育児をやっていました。「赤ちゃんは寝るものだ」と思っていましたが、なかなか寝ないことも多く、寝かしつけにも一苦労。赤ちゃんが泣いていても、なぜ泣いているのかわからない……。
でも、2人目はほとんどが経験済み。赤ちゃんが泣いていてもオタオタせず、落ち着いて対応できるようになっていたので、2人目の育児はこんなに違うのか!と驚きました。

さらに、上の子はご飯を食べる、着替える、トイレに行くなどの身支度が自分でできるようになっていたので、下の子が泣いたときに、そちらにつきっきりになっても大丈夫という状態で、精神的に少し余裕がありました。

 

②赤ちゃん返り&きょうだいゲンカがない

2人目が生まれると心配になるのが、上の子の「赤ちゃん返り」。
しかし、わが家では上の子がすでに5歳だったこともあり、目立った赤ちゃん返りはありませんでした。もちろん、今まで自分にだけ注がれていた親の愛情が、下の子にも注がれるようになるわけなので、機嫌が悪かったり、すねてみたりといった情緒不安定な時期もありました。でも、それもわずかな期間。下の子の世話が一段落したら、意識して上の子を抱っこしたり、休みの日にはパパに外へ連れ出してもらって、思う存分遊んであげる機会をつくることで、上の子も落ち着き、下の子をかわいがってくれるようになりました。
そして、もう一つ心配なのが、きょうだいゲンカ。
子供が複数いる家庭の悩みの一つで、2歳差、3歳差だとケンカも毎日です。しかし5歳差だとケンカにはなりません。ただ、一方的に上の子が我慢する形になりやすいので、気を付けてあげる必要はありますが。

 

③上の子が下の子の面倒を見てくれるようになる

子供が1歳を過ぎると意外と困るようになるのが、子供から目を離せなくなること。
料理をしているとき、トイレに入りたいとき、掃除をしているときに限って、イスによじ登ろうとしたり、私の足元で遊んでいたり……。
そんなとき、年の差きょうだいだと、上の子に「ちょっと見ていてくれる?」とお願いできて助かります。口に入れたらいけないものや危ないものがないか周りを確認しておくことはもちろん必要ですが、「〇〇のほうに来ないように見てて」「もう少しでご飯ができるから、キッチンに来ないように遊んでてくれる?」など、具体的なお願いをすれば、できることがたくさん!まるで「小さな育児仲間」ができた感じです。
上の子が女の子だと、おむつを替えてくれるといった話も聞いたりします。また、下の子のちょっとした変化を上の子と話して共有できるのも幸せです。

 

2人目を産んで良かった!

こんなふうに「年の差きょうだい」にはいいところがたくさん! もちろん、育児期間がどうしても長くなる、年の差があるためにお出かけ先に困るなど、デメリットの部分もありますが、それ以上にいいことがいっぱいで「2人目を産んで良かった!」と本当に思います。
一番良かったことは、少し余裕ができて「楽しく育児できる」こと。上の子の育児が大変だったので、「もっと楽しんで育児をしたかった」という思いがありました。しかし、下の子の育児をしているうちに、その辛かった記憶が塗り替えられ、一つ一つのお世話を上の子と楽しくやれるようになっていました。
赤ちゃんは授かりものではありますが、2人目が欲しいけど育児の大変さに迷っているという方には、「年の差きょうだい」がオススメです!

 

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