映画や小説、マンガの中によく登場する「悪霊」「悪魔」という存在。実際はどんな存在なのか、知っていますか?
私たちを惑わせる悪霊たちの生態を学び、「悪霊に好かれない生き方」を目指しましょう。
Q.悪霊や悪魔って、どういう存在なの?
A.元は普通の人間。悪い心を持っていると死後、悪霊に。
「悪霊」とは、死後も成仏できず地上をさまよったり、地獄に堕ちてしまった霊のこと。なかでも特に強い怨念を持った霊を「悪霊」、千年も二千年も地獄から出られず、積極的に人を不幸にしようとする霊を「悪魔」と呼びます。生前、社会的地位や権力を持ちながら、心の中で「悪いこと」を考えていた人は悪魔になりやすく、〝地獄の仲間〟を増やそうと手下を使って地上にいる人に悪事をはたらきます。仏典や『聖書』にも「悪魔との戦い」が記されているように、悪霊や悪魔はフィクションではなく、現実に存在しているのです。
Q.悪霊や悪魔はどんな悪さをしてくるの?
A.人に取り憑いて、地上に地獄の領域を増やそうとします。
地獄は、生前間違った生き方をした人が行く暗く苦しい世界です。地獄霊は、少しでも苦しみから逃れるために、地上に出ようとします。地上で生きる人間が、心が縛られるような「悩み」「不安」や、「憎悪」「怒り」「嫉妬」などの悪なる思い(悪想念)を持っていると、悪霊はそれを伝って地獄から這い上がり、人に取り憑くことができます。憑依しているとき、悪霊や悪魔はその人間と同じ気分や経験を味わうことができるため、〝住処〟を増やそうとして地獄に通じる心の人を増やす活動を行っているのです。
― 悪霊に取り憑かれた人の特徴 ―
すべてが悲観的に見え、何もかも悪く見える。
きつい言葉や悪い言葉ばかりを出す。
悪魔の“角”や“牙”が似合いそうな怖い顔になっている。
「死にたい」「殺してやる」という“声”が聞こえる。
常に体が重く、首や肩が異常に凝る。
言っていることがコロコロ変わる。
神仏や信仰を否定することばかり口にする。
悪魔に狙われる心
怒り/憎しみ/妬み/嫉妬/ひがみ/貪欲/執着/愚痴/不平不満/ごまかし/嘘つき/無責任/責任転嫁/被害妄想/怠惰/慢心/反省しない心/自己保身/自己卑下/自己中心/疑い/唯物思想/人の不幸を喜ぶ心/取り越し苦労/持ち越し苦労 などなど……
― 悪霊・悪魔の代表的な生息地 ―
不調和を起こしている家庭
「夫婦で相手の欠点しか見えなくなってしまいケンカが絶えない」「子供が非行に走る」「嫁姑で争っている」などの問題がある場合、悪霊が家庭を崩壊させるために入り込んでいる可能性も。
倫理的に正しくない男女関係
恋愛も互いに相手を堕落させたり破滅させたりする方向に向かった場合、“地獄的な恋愛”になってしまいます。男女トラブルで事件や自殺に発展している場合は、たいてい小悪魔レベルの存在が影響を与えています。
“いじめ”が横行している学校
より攻撃的で強いものがリーダーになり、自分より弱いものを攻撃する“いじめ”は、地獄界のやり口に似ています。いじめグループのリーダーのような子供には、たとえ小学生でも悪魔が憑いていることも。
通り魔や大量殺人などの犯罪現場
あまりに悲惨な通り魔事件や大量殺人事件は、悪魔が影響を与えているケースが少なくありません。残虐な小説や映画などの作品ばかりを好んでいると、地獄と心が通じ、悪魔に入られてしまうことも。
続けて自殺者が出る場所
自殺した霊は成仏できず現場に留まり、悩みの渦中にあるような人が近くを通ったときに、取り憑いて自殺させてしまうことがあります。「自殺の名所」は、そうした霊がたくさん滞留しているので危険です。
間違った価値観を広げるマスコミ
悪魔は影響力の大きなところに入り込みます。マスコミもそのひとつ。ジャーナリストや言論人でも、世のためや正義のためではなく自分の欲望のためだけに仕事をしている人は、悪魔に入られやすいのです。
では、悪霊・悪魔から身を守るために心掛けるべきことは何でしょうか。
悪霊・悪魔を遠ざける基本
1.よき生活習慣づくり
運動不足や栄養不足、喫煙、過度の飲酒、睡眠不足などの不摂生が原因で悪霊に憑依されてしまうこともあります。肉体の鍛錬は、意志の力を鍛えることにもつながり、体力がないと物事の考え方も悲観的になってしまいます。生活習慣の改善や定期的な運動によって、肉体のコンディションを整えることも大切です。
2.仕事能力アップ
仕事上の問題や家庭内のトラブルなど、能力的な問題で解決できない悩みを持つと、迷いの中に悪霊が入り込むことがあります。自分の分限を超えていないか、あるいは問題を大きく捉えすぎていないかを振り返り、仕事能力を磨きながら、解決できない問題は細分化したり、周りに協力をお願いしたりするなど、冷静に悩みを整理していきましょう。
3.知的ブラッシュアップ
社会的な常識や知性が足りない場合、悪霊の惑わしに引っかかってしまうことも。インターネット上に溢れる雑情報から離れ、語学や興味のある学問、正しい霊的知識が学べる仏法真理の書籍などを読み、毎日30分でも知性を磨く時間を持つといいでしょう。頭を鍛え、努力の習慣を身につけることが悪霊から身を守ることにつながります。
4.反省と感謝
悪霊や悪魔を遠ざけるためにもっとも大切なのは心の修行。かつて犯した罪や抱いていた“悪い思い”も、深く「反省」をすることで、霊的に消すことができます。そしてもうひとつ大切なのは周囲の人への「感謝」の思いを持ち、実際に行動として表すことです。「反省」と「感謝」を深めることで取り憑いていた悪霊が剥がれ、温かい神仏の光が胸に差し込んでくる感覚を体験することができます。
悪霊・悪魔を遠ざける「反省」とは
「悪霊・悪魔と戦うために 必要な心構え」
巷にはさまざまなエクソシストに関する映画があり、その多くで悪霊は「突然現れ、人を不幸にする存在」として描かれていますが、真実はそうではありません。幸福の科学の〝波長同通の法則〟の教えによると、悪霊は自分に巣食う悪なる心に呼び寄せられます。これは不幸になることを人のせいにできないという厳しい法則にも思えますが、逆に言うと、自分の中の悪霊と同通する心を退治できれば、悪霊は離れていかざるを得ないというありがたい話でもあるのです……
「地獄とはどういうところか?阿修羅・餓鬼・色情・無間地獄【チャートでわかる!地獄に通じる心の傾向】」
悪霊に憑りつかれるということは、そもそも自分の心が地獄に通じているのかもしれません。チャートで心の傾向性をみてみましょう……
オススメBOOKS
【① 生活習慣づくり】
『復活の法』 (大川隆法 著/幸福の科学出版)
病気にならない考え方や実践的な健康法、生死を超えた世界の真実など、人生を“復活”させる知恵が詰まった一冊。
【② 仕事能力アップ】
『仕事ができるとはどういうことなのか』 (大川隆法 著/幸福の科学出版)
目に見える「成果」を生み出す仕事の秘訣が満載。無駄な仕事を減らし、自分と組織とを発展させる方法とは。
【③ 知的ブラッシュアップ】
『凡事徹底と静寂の時間』 (大川隆法 著/幸福の科学出版)
目まぐるしい現代で、智慧を磨き人格を向上させる“禅的生活”のすすめ。努力し続けることの意義が分かる。
【④ 反省と感謝】
『限りなく優しくあれ』 (大川隆法 著/幸福の科学出版)
新しい時代をつくる女性のための「愛」の教科書。大切な人や生かされていることへの感謝が湧いてくる。
悪魔から身を守るための法話案内
全国の幸福の科学の支部・拠点・精舎・布教所で、大川隆法総裁による、悪魔に対処するためのエッセンスが詰まった法話を映像でご覧いただけます。
□ 悪魔からの防衛術
悪霊と悪魔の違いから、悪魔を近づけない4つの防衛術まで。具体的な対処法を学ぶ。
□ 魔境からの脱出
逆境より厳しい“魔境”の乗り越え方。ストレスと悪魔の関係も解説。
□ 悪魔の発生源
“悪魔”と“幸福”の発生源は実は同じ? 天使の心を身につけるための法則が満載。
くわしくは、お近くの支部・精舎、または下記までお問い合わせください。
【幸福の科学 サービスセンター】
03-5793-1727(火~金10:00~20:00/土・日・祝10:00~18:00 ※月曜を除く)
(2017年6月号)
最新号はコチラ!
最新情報をチェック!
フォローする