「透明な風船に入って、空から降りて、
おへそからお腹の中に入ったんだよ」
東京都・R.Oさん(長女11歳、次女8歳、長男4歳、三女1歳)
長女が2歳くらいのころ、「ママを選んできたんだよ」と話し始めたんです。「雲の上に神様がいてね、私には羽根が生えてて、楽しく暮らしてたの。そこからママを見つけて、神様に『ママがいい』と言ったら、『いい人を選びましたね』って切符を渡してくれて。透明な風船に入って、空から降りて、おへそからお腹の中に入ったんだよ。ママの前に、『この人にしようかな』って迷った人もいたんだけど、いろんなことを教えてもらえると思ったから、ママを選んだの」と話してくれました。
最初、空想の話かと思っていましたが、後日、「私がお腹にいるときに、イルカとキスしたでしょ。おへそから見てたよ!」と言ったんです。確かに私は妊娠7カ月のとき、主人と行ったハワイでイルカとキスしました。でも、この子はそんなこと知らないはず……これまでの話も本当かもと驚かされました。
「私が生まれたとき、
天使様がニコっとしてくれたんだよ」
東京都・H.Kさん(長女9歳、長男3歳)
長女の出産予定日が主人のお休みの月曜日だったので、「予定日に生まれてきてね」とお願いしていました。しかし予定日には生まれる気配がなく、「パパは立ちあえないかな」と思っていたんです。でも、それから一週間後の月曜日――。主人が病院に到着した1時間半後に、するっと生まれてきました。
長女(3歳ごろ)にそのときのことを聞いてみたら、「横に女の天使様とちっちゃい天使がずっといてくれて、『もうちょっと待って』って言うから、待ってたんだよ。そしたら『パパが来たからもう行っていいよ。頑張って!』って言ってくれたの。だからこうしたの」と手をくるくる回転させました。「(お腹から)生まれたとき、天使様がニコッてしてくれたんだよ」とも。
その天使たちとは天国でも会っていて、娘は天使に挨拶をして、すべり台のようなものに乗って、お腹の中に入ったそうです。
(2013年12月号)
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