tatsunokuchi-yell

部活にお金がかかりすぎます。【竜の口法子 校長の熱烈エール もう大丈夫!】

〔お悩み〕
高校2年生の長男の部活にお金がかかりすぎて悩んでいます。遠征が頻繁にあるので交通費もかなりの額になります。本人がどうしてもというならまだ分かるのですが、将来も続けたいほど好きかと言えばそうでもないらしく、始めたきっかけも「友達に誘われて」です。部活にかかる費用を将来の学費のために取っておきたい気持ちがありますが、本人にどう伝えればいいでしょうか。(香川県/40代)

まずはしっかり話し合い、本人の部活動への思いを確認しましょう

日本経済全体でも物価高騰が続き、生活が厳しくなっているなか、家計を預かるお母さんは、お金のやりくりに苦労されることもあると思います。
現在、息子さんは高校2年生とのこと。お金については、すでにしっかり話して聞かせることができる年齢です。立ち話程度ではなく、「大切な話がある」と言って、家の経済状況や、将来かかってくる学費のことなどをしっかり向き合って話すとよいでしょう。
その際、息子さんを否定することなく、冷静に本人の意志を確認してみましょう。要は本人が、遠征費等がかかっても部活を続けたい理由があるのかどうか、部活への気持ちが本気かどうかだと思います。もし本気であれば、お母さんは応援する、という気持ちを伝えましょう。

部活を続けるか続けないかの選択は必ず本人にさせる

息子さんが、お母さんが家計の心配をしていることを知ったうえで、それでも部活を続けるという選択をするなら、「経済的に厳しい中でも部活をさせてもらっている」と、今よりも部活への向き合い方が変わると思います。そんな自分を家族が応援していると分かれば、一層、真剣になることでしょう。
そして、部活を続けるか続けないかの選択は、必ず本人に決めさせてください。「親に部活を辞めろと言われた」と、他人のせいや環境のせいにしないためです。
もしお金の話をしたあと、本人が「そこまでして続けるほどではない」となった場合、次なる目標を応援してあげましょう。高校2年ならば、当然、卒業後の進路が話題の中心になるはずです。受験勉強や、次なる目標を決めて打ち込むなど、部活を辞めたあと、新しいスタートを切ることが大事になってきます。
心身の鍛錬やチームワークの大切さなど、部活動から得られる糧は大きい高校2年生のお子さんは、「部活動の引錬し、試合で勝負の厳しさやチームワークの大切さを学ぶなど、部活動から得られる糧は、とても大きいと感じています。いずれにしても、家のお金の事情をしっかり話せる年齢ですので、将来のことも含めて、親子で話し合う大事な時間を取ってみてください。もう大丈夫‼

(「Are You Happy?」2024年2月号)

お悩み募集中!

あなたも、竜の口法子校長からの力強いエールをもらってみませんか? 手紙・メール・FAX でお悩みを募集しています。性別・年齢・職業・連絡先・お悩みの内容を明記のうえ、下記の宛先までお送りください。
〒107-8790 東京都港区赤坂2-10-8
「Are You Happy?」編集部
「竜の口法子校長の熱烈エール もう大丈夫! 」係
メール:ayh@are-you-happy.com
FAX:03-5793-1754

【竜の口法子 校長の熱烈エール もう大丈夫!】Question 人と接するのが怖いです。 好評掲載中!

3月号の見どころ!
Amazonで買う

最新情報をチェック!
フォローする

印刷する

連載