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ガソリンの4割は税金?高騰するガソリン代を抑えるには?〔幸福実現党党首 釈量子のキッチン政経塾〕

上がり続けるガソリン代

9月、初秋の長野県を訪問しました。行楽客で大渋滞の車中、話題になったのがガソリン代です。
他県から最近、長野に引っ越してきた党員Mさんは、「給油してあまりの高さに目を疑いました。流通コストが高いからか、全国チェーンの寿司店に行っても、前住んでいた県に比べて、ネタもシャリも小さい気がする……」とぼやきます。値段を変えずに、中身を減らしているという話はあちこちで聞きます。
経済産業省が9月4日に発表したレギュラーガソリン1リットルあたりの全国平均小売価格は186.5円と、最高値を更新するなか、長野県はさらに高い194.5円。都道府県別ランキングで一番というだけあって、200円を超えそうな勢いでした。
長野県は内陸で中山間地も多い地域ゆえ、精製されたガソリンの輸送コストは跳ね上がり、他県より高くなっているのです。そのため他県に「越境給油」する人も少なくないと言います。
岸田政権は今年1月からガソリン代が上がりすぎないように補助金を出していて、当初の予定では9月末で終了とのことでした。しかし、一向に下がらないガソリン価格に国民から悲鳴が上がり、補助金支給は年末まで延長されることになりました。10月中にレギュラーガソリンの価格を1リットルあたり175円程度に抑えるようにするとのことです。

つづく

本誌では上記の続きと、下記の記事をお読みいただけます
▶二重課税の大問題
▶存在意義が薄れつつあるガソリン税

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