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お家でエステ〔岡野宏のビューティーレッスン〕

家できれいになる

今回は、自宅で行うエステティック方法をお伝えします。
パリでの撮影時に、松坂慶子さんが乾燥した空気と硬水で肌を傷めたときも、桃井かおりさんが役のために清らかな美しい肌を必要とされたときも、この方法で肌を整え、きれいにしました。当時、桃井さんはこんなことをおっしゃっていました。「美しくするということを、これほど熱心にする自分がおもしろい」。

お風呂場をサロンに

乾いた土に水をやっても吸い込まないように、乾燥した肌に水分を与えても浸み込んでくれません。そこで、エステサロンでは顔にスチームを当てますが、高級サロンには全身が潤うよう湯船が用意されています。
ですから、家でエステをするなら、ほどよい湿度を持ったお風呂場が適しています。
下準備として、お風呂に入る前に、肌の汚れをクレンジングで落としておきます。気分を高めるために、湯船にアロマオイルを数滴たらし、優雅な気分を演出するのもおすすめです。

スペシャルケア

きれいな肌になるために大切なことは、汚れを取り除いた肌を蒸し、ふっくらさせることです。今回は、湯船に浸かりながらマッサージをする方法です。
湯船に入り、体が温まると毛穴が開くので、まず洗顔をしますが、肌より高温の温水は水分が取られてしまうので、肌より低い水温で洗います。洗顔後、再び湯に浸かり、摩擦で肌が傷むのを避けるため、顔全体にマッサージオイルやクリームを塗ります。オリーブ油、ベビーオイルなど、ご自分に合ったものを選びましょう。

マッサージの強さの目安は、気持ちいいことが優先です。クルクル指を動かし、表情筋を緩めることで顔の疲れが取れます。筋肉を少し強く押すのが好きな人、柔らかくゆったりと指を動かすのが好きな人、それぞれお好きな加減でどうぞ。

マッサージ手順

①〜④の手順を参考に、中指と薬指を使い、小さな円を描きながらマッサージをします。それぞれ最後は、指の腹でなでるように、こめかみから耳たぶの下を通り、首筋から下に向かってリンパ液を流してください。

①額は、しわを伸ばすように中心から両こめかみに移動します。

②目頭から目尻に向かって、上下それぞれこめかみへ移動します。

③小鼻脇から頬骨上を通り、こめかみに向かって移動します。

④口元から頬の下を通って、こめかみの下に移動します。次は、円を描かずに指を移動させます。目頭から小鼻まできたら、小鼻脇を上下に数回移動します。その指を鼻の下でそろえたら、口の両脇を上下に動かしてマッサージします。目頭、小鼻、口元と、一連の動きを繰り返します。

最後は、片頬に指を横にそろえて当て、左右の手を交互に下から上に動かします(イラスト参照)。マッサージが終わったら、顔に残ったオイルをタオルなどでやさしく押さえ拭き取ってください。

風呂上がりに仕上げを

お風呂から出ると、肌が海綿状になり、水分を含みやすい状態になっています。少し汗が落ち着いてから化粧水をたっぷりつけましょう。その後、水分が逃げないように乳液やクリームで蓋をします。化粧水、クリーム、乳液は、体温と同じ温度だと肌に吸収されやすくなるので、手のひらで温めるとよいでしょう。また、開いた毛穴を締めたい方は、化粧水を冷蔵庫に入れて冷やしておくと、つけたときに引き締まります。
肌も精神も落ち着かせたところで、15分から30分位、仮眠ができれば最高のエステティックとなります。

© K’s color atelier

オイルは高価なものより肌に合うものを

今月のレッスン

マッサージで人差し指を使わないのは、力を入れすぎるのを防ぐためと、手の動きをきれいに見せるためです。

 (「Are You Happy?」2020年8月号)


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