心と体は影響し合っている 病気と心の不思議な関係

がん、呼吸器・循環器、胃腸系、皮膚、婦人科などの病気……それぞれの病気と心の関係について、大川隆法総裁の書籍と専門医の話から見ていきましょう。

がん(大腸がん、肺がん、胃がん、前立腺がん、乳がんなど)

こんな人がなりやすい
□ 責任感が非常に強く、強度のストレスを抱えている
□ 完璧主義で、自己処罰の思いが強い
□ 怒りを溜めやすい

がんは、悩みや苦しみ、ストレスが病気として実体化した典型的なものの一つ。能力を超えた仕事や、人間関係のもつれから「自己破壊願望」が病念として確立してくると、がんになって現れます。自分も神に生かされている存在であると受け止め、自分に対する許しが必要です。また、感謝や反省を深め、人間関係の修復にも努めてみましょう。

参考書籍:『奇跡のガン克服法』『復活の法』(いずれも大川隆法 著/幸福の科学出版)など

INTERVIEW 医学博士 石野順子さん

がんになる仕組み

私たちの体には約37兆個の細胞があり、遺伝子情報(DNA)がコピーされて次々と入れ替わっています。ところがコピーのミスによって「正常でない細胞(がん細胞)」が生まれ、それが増殖を続けると、がんの病巣になります。

通常はナチュラルキラー細胞と呼ばれる免疫細胞がこのがん細胞を退治し、がんの発生を防いでいますが、苦しみや悲しみなど強いストレス下にある状態が続くと、免疫機能が落ち、がん細胞が生き残ってしまうのです。だから、一つのがんが治っても、心の状態が変わらないと他のところにまたがんができます。

「治るのだ」という意志が治癒を助ける

私が大学病院の外科に勤務していた昭和の時代は、有効な抗がん剤は少なく、患者さんへの病名告知は許可されていませんでした。そのため、良性の病気と噓をつき、苦しんで亡くなるのを看取るというつらい経験も何度かありましたが、かえって良かったこともありました。

ある60代の胃がんの方の担当になったとき……

本誌では上記の続きと、下記の記事をお読みいただけます
呼吸器・循環器の病気(木村謙介さん)/胃腸系の病気(野邑敏夫さん)/皮膚の病気(山口康則さん)/婦人科の病気(阿部結貴さん)
病気と向き合って気付いたこと(糖尿病、心筋梗塞、難聴など)
【体験談】体調の異変を言い出せず、ステージ4の直腸がんに――主人は「愛の塊」だったことに気が付きました。
【体験談】ステージ4の乳がんが再発。病気と付き合いながらの生活――今が一番恵まれていてやるべきことができています。

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