母と娘でつくる本当の“幸福結婚” 幸福結婚相談所 横森しず香所長インタビュー

幸福結婚相談所「家族の会」設立のきっかけ

 「幸福結婚相談所」は、幸福の科学が運営する〝幸福な結婚をし、幸福な家庭を築きたい〟と願う方のための相談所です。2006年の開所以来、所長を務めさせていただき、多くの方々の悩み相談を受けてきました。2013年には、未婚のお子さまを持つ親御さんの具体的な相談窓口として、幸福結婚「家族の会」をつくり、親子関係や結婚に対する考え方、人生問題へのアドバイスを行い、良縁づくりをサポートしております。

 お子さまの結婚に関して、親御さんの願いとして「早く結婚してほしい」「相手はこんな人がいい」と言葉に出しても、なかなか思い通りにはいきません。むしろ親である私たちもまた、子供の婚活を通して、自分たち夫婦のあり方や子供との関わり方を振り返り、人生の完成期を素晴らしいものにするためにイノベーションしなくてはなりません。

 

〝結婚が決まらない〟母娘の2つのパターン

 特に娘さんをお持ちのお母さまの場合、結婚を心配するあまり、つい口を出しすぎてしまう方も多いかもしれません。私は結婚に悩む女性の方の話も、娘さんの結婚を心配するお母さまの話も聞いてきましたが、なかなか結婚が決まらない母娘には大きく分けて2つのパターンがあるように感じています。

 一つは母娘間のコミュニケーションが不足しているケース。母親のほうは「娘の結婚に対してどんな不安を持っているのか」、娘のほうは「自分の結婚にどんなビジョンを持っているのか」といったことをお互いに伝えておらず、「早く結婚しなさい」「まだしたくない」と、一方的な意見の押し付け合いになっている場合です。

 もう一つは逆に“一卵性双生児”のような母娘関係を築いてしまっているケース。母と娘は似た傾向性を持っているものですが、近年は少子化の影響もあり、特に密着型の母娘が増えていると感じます。〝結婚しても近くに住んでほしい、住みたい〟と条件をつける母娘がとても多いのです。

 

娘さんへのアドバイス――人生設計をし、親へ伝える

 どちらのケースにおいても、娘として大事なことは、「社会の風潮や親の意見に流されすぎず、一人の女性として人生計画を立てること」です。

 自分の人生に最終的な責任を持つのは自分自身だけ。気にかけてくれる親御さんに感謝をしながらも、自分を見る客観的な視点と親との適度な距離感を持って、〝これからの人生をどう組み立てたいのか”をよく考えてみましょう。

 現代は女性でも結婚しながら、仕事の自己実現を目指せる時代になりました。「何歳くらいで結婚したいのか」「どのような相手なら、お互い支え合って幸せな人生を送れるか」「家庭と仕事のバランスをどう取るのか」「子供は何人くらい望んでいるのか」など、自分の人生を大枠で組み立てることで、この先どんな準備をしていけばいいのかも見えるようになります。

母と娘1

 そして自分の人生のビジョンが掴めたら、それを親御さんに伝えることも大切です。「〇〇歳くらいには結婚したいと思っているけれど、今は仕事に集中したい」など、結婚についてどう考えているのか、しっかり意思表示をするだけでも親は安心するものです。子供を心配する親心を汲み取りながらも、自立した自分の人生を考えていることを伝えてあげましょう。親子であっても相手を独立した人格として認め、成熟した関係を結び、相手を愛していくことが大切です。

 

お母さまへのアドバイス――娘を信頼し、自分から変わる

 「早く結婚しなさい」と口うるさくなってしまうのも、「子供と離れたくない」と思うのも、根本にあるのは「子供のことが心配」という親心です。つい娘さんの結婚に口を挟みたくなる気持ちは分かりますが、もっと信頼してあげてもいいのではないでしょうか。娘さんが自立し、新たな家庭を築き未来を生きる姿を見守ることも〝親の幸福〟のひとつです。

 子供にとって、両親は一番身近な〝夫婦〟のお手本。娘さんの婚活を機に、「自分たちが子供からどのように見えていたか」を振り返ってみてはいかがでしょう。日本人は特にあまり言葉で愛情を表現しませんし、結婚のなれそめを子供に話すことも多くはありません。両親の喧嘩や、苦労している姿ばかり見ていたら、子供は幸せな結婚が思い描けなくなってしまいます。

母と娘2

子供に見えるところで夫への感謝を口にしたり、「お父さんのこういうところに支えられて結婚生活を送ってこられたの」と話してあげたりするほうが、実は「早く結婚しなさい」と100万回言うよりも効果があるのです。

 〝人を変えようとするのではなく、自分から変わる〟。簡単なことのように感じますが、家族だからこそ素直に実践できないものかもしれませんね。少しずつでいいので、試してみてください。

 

「結婚は人生の墓場」ではなく「家庭は悟りの宝箱」

「結婚は人生の墓場」という言葉がありますが、男女ともに働け、活躍できる現代社会では、結婚を〝墓場〟にするのも〝宝箱〟にするのも、夫婦ふたりの努力次第です。神様は男女が互いに異なる考え方を共有することで、人生をより豊かで実り多いものにしてほしいと願ってふたつの性をつくられたのだと思うのです。

母と娘3

幸福結婚相談所の〝幸福”は、神様の教え(仏法真理)を実践して智慧を身につける、〝悟りの幸福”のこと。「家庭は仏法真理を実践できる一番身近で大切な場であり、〝悟りの宝箱”である」という思いがあります。

 家庭が調和されて幸福に満ちれば、その幸福は地域や社会に広がっていきます。そんな幸福の発信基地となるような“幸福結婚”を求める皆さまのために、これからも縁を結ぶお手伝いができればと思います。

(2017年4月号)

 

横森所長

横森しず香 

幸福結婚相談所(2006年設立・幸福の科学の会員向け)所長。

登録者一人ひとりに真剣に向き合い、母のような愛に満ちたアドバイスで、数多くのカップルを成立させ結婚に導いている。