『小説 揺らぎ』の世界へ「幽体離脱」を徹底リサーチ

大川隆法・幸福の科学総裁が書き下ろした『小説 揺らぎ』。SF要素もあり、ホラーでもある本小説の世界に、一歩足を踏み入れてみましょう。

『小説 揺らぎ』は、ある学園を舞台に、校長や生徒たちの周りで次々と起きる不可思議な事件から始まります。そして事態は、人類の危機へと発展――。

あとがきには、「一応フィクションとして読んでもらっていい小説である。しかし、その背景には、数多くの真実が隠されている」とあります。パラレルワールドや宇宙人など、現代科学を超えた現象が描かれ、“常識”がグラグラと揺らぐでしょう。

本誌では、そうした現象にも関わる「幽体離脱」を、さまざまな角度からリサーチします。

実は身近な「幽体離脱」

『小説 揺らぎ』で一つの鍵となる幽体離脱を、大川総裁の教えからひもときます。

そもそも「幽体」って何?

幽体離脱と聞くと、体から魂が抜け出すイメージを持つ人が多いでしょう。その通りではありますが、魂の構造は少し複雑。魂は、タマネギのように何重にもなっていることが明かされているのです。

魂のいちばん外側で、肉体と重なるように存在しているのが「幽体」です。髪の毛や爪の半月まで肉体とそっくりで、臓器には意識もあり、心臓や肺も動いています。事故や病気で肉体が傷つくと、幽体も痛みます。この幽体や、さらに内側の「霊体」なども含めて魂なのです。……

霊界基礎知識 霊界は次元構造になっている

私たちは縦・横・高さのある三次元で肉体に宿って生活していますが、いずれ霊界に還ります。大川総裁は霊界は次元構造になっていることを明かしています。死後はじめに訪れるのが「四次元幽界」で、地獄もこの四次元の一部。
さらに、その人の悟りに応じて、「五次元善人界」「六次元光明界」「七次元菩薩界」……と、霊界で還る世界の次元が上がっていくのです。

私たちも日常的に幽体離脱している!?

幽体離脱は、幽体が体から抜け出してこの世を旅したり、霊界に行くことですが、幽体が抜けても死ぬわけではありません。実は、誰しもが日常的に幽体離脱をしています。それは私たちが寝ているとき。睡眠中に幽体が霊界に行っていることもあるのです。手ざわり感のある夢や空を飛ぶ夢、場面がどんどん変わっていく夢などは、霊界体験の場合が多いといいます。
この世の肉体に宿って生活していると、霊的な感覚を忘れてしまうため、死後あの世で迷わないように、生きているうちから睡眠中に霊的な体験をする仕組みになっているのです。

「臨死体験」も幽体離脱の一つ

魂が体から抜け出したことをはっきりと自覚するケースもあります。「臨死体験」がその一つ。
事故などで意識を失って倒れている自分の姿や、救急隊の様子を見たりするのです。霊界に行くこともあり、三途の川の手前まで行って戻ってきたと語るケースも多くあります。
ただ、なかには特別な使命を持った人が三途の川を越え、「霊界探訪」をしたという記録を残しているケースもあります。それが『小説 揺らぎ』でも言及されているギリシャのエルという青年の物語や、北欧の霊能者スウェーデンボルグなどです。
こうした臨死体験や霊界探訪のほか、「遠隔透視」も幽体離脱の一種。
現代の科学では解明されていませんが、「幽体離脱」はこの世界の秘密を解く、未来の科学の鍵となるはずです。

大川総裁の「霊界探訪」

幸福の科学の基本三部作の一つ、『永遠の法』には、霊界の仕組みや原理が克明に説かれています。映画「永遠の法」では、それが映像化されています。『霊界散歩』では、大川総裁が幽体離脱をして見てきたインド霊界の天国や地獄の様相など、霊界の様子がとてもリアルに記されています。

『霊界散歩』1,650円
『永遠の法』2,200円

大川総裁の「幽体離脱体験」

大川総裁は、小学校の高学年のころに、家より高いところを飛んでいる夢をよく見たと語っており、これも幽体離脱のような経験だったといいます。40度近い高熱を出したときは、地球の地底深くに降りていく幽体離脱体験をしたと明かしており、「透明なエレベータに乗っているようで、溶岩が周りに見え、所々に、焦熱地獄などがあるのが見えた」と記されています。

大川総裁の「遠隔透視」

古来、釈尊のように悟りを開いた人には、「六神通(ろくじんつう)」という、人知を超えた6種の自由自在な能力が備わるといわれます。そのうちの「神足通(じんそくつう)」は、体外離脱(幽体離脱)をして、地上のあらゆる場所や、宇宙の星々をも見ることができる能力。大川総裁はこうした能力で、ネス湖や米国のトップシークレットの「エリア51」を透視するなど、世界の秘密を明かしています。

(「Are You Happy?」2023年2月号)

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タイトル

小説 揺らぎ

小説 揺らぎ

「それがまた始まった。いつも決って、午前三時だ。」

ああ、信じられない――
ページをめくるたび、あなたは何度もそう呟く。

SFなのか? ホラーなのか?
これは、スリルとサスペンスに満ちた、私たちを未体験の領域へと誘うマルチバース・ストーリー。
この一冊が、異世界への“特異点”となる。