電気代高騰に上がる悲鳴
電気代の爆上がりに、悲鳴が上がっています。岐阜県在住の主婦は「電気代が昨年の2倍になって、目を疑った」と話します。オール電化の一戸建てに住むお宅ではひと月の電気代が10万円を超えたという話も聞こえてきます。
全国展開する小売チェーン店では、昨年と比べて電気代が数十億円上がったとのこと。関係者の1人は「4月にはさらに商品の仕入れ値が上がる予定ですし、これ以上の高騰は厳しいです」と語ります。
政府は補助金で電気代を下げようとしていますが、これは根本的な解決策とは言えません。今回の電気代高騰の原因は、火力発電に使う石油や天然ガスの値段が世界的に上がっていることです。ですから、電気代を下げるには、原発を動かして火力発電の比率を下げることが近道なのです。
実際、原発を稼働させている地域とそうでない地域にはすでに「格差」が生まれています。現在、1基も原発を稼働させておらず、火力発電の比率が77%の東京電力管内と、4基の原発を稼働させ、火力発電の比率が36%と全国でもっとも低い九州電力を比較すると、1500円以上の差が出ています。(続く)
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