生き物が人間に教えてくれること 信仰ある生物学が未来を拓く

HSUで生物学などを教えている木村貴好さんに、地球の生態系の意味や、霊的な視点に基づいた生物学の役割についてうかがいました。(「Are You Happy?」2019年10月号掲載)

生き物すべてに魂がある

私は現在、HSUで「自然と環境」という授業を受け持っています。教えているのは、霊的な視点も含めた生物学です。幸福の科学の教えでは、人はアメーバから偶然に進化した生き物ではなく、神仏に創られた存在であり、動物から植物、鉱物にまで魂が宿っていると説かれています。学生はこの“霊的生物学”を学ぶと、「神仏に創られたことや、生かされていることへの感謝を感じました」と素直に感動するんです。信仰に基づいた生物学でなくては、ここまで思いを深めることはできないでしょう。

「生き物すべてに魂がある」という思想は、明治以前の日本人であれば当たり前の考え方だったと思いますが、現代では魂や霊を認めない唯物的な科学が発展してしまいました。しかし大切なペットが亡くなったり、虫を踏んで死なせてしまったとき、私たちは胸に痛みを感じるはずです。人間が生き物の痛みや悲しみを受け止められるという事実そのものが、生き物に魂があるという証明だと思っています。

唯物的な進化論の限界

19世紀の生物学者チャールズ・ダーウィンは、「自然選択によってもっとも環境に適した特性を持った個体が生き残り、生物が進化する」という進化論を説きました。この進化論では、最初の変異は偶然起こったことになりますが、“偶然”だけでは地球にこれほど多様な生き物が生み出されたことを説明できないと思うのです。

美しい羽を持った鳥や、見事に周囲と同じ色をした昆虫。生き物に魂があり、神様がいる以上、こうしたさまざまな生態の生き物が「偶然生まれた」と考える必要はなく、「大いなる神仏の意思によって創られた」と考えたほうが、自然ではないでしょうか。

豊かな生態系に感じる神仏の慈悲

少し前の生物学者の間では、宇宙に他の生命体はいないという説が一般的でした。しかし近年では、「兆を超す数の銀河があるのなら、地球の他にも生命が生まれる星はあるはず」という意見が増えています。大川隆法・幸福の科学総裁の宇宙人リーディングでは、さまざまな宇宙人の存在が明らかにされていますが、なかには、食糧を求めて他の星へ侵略を行う種族も存在しています。

地球はこれほど自然が豊かで、星一つで食糧をまかなえるように創られていること自体に、私は地球神の大いなる慈悲を感じます。人間は地球という岩の上に生きているのではなく、神仏によって編まれた生態系に包まれて生きているというのが、本当の姿なのです。

自然の本来の姿や、生き物を創造した存在がいるという視点がなくては、現代のさまざまな環境問題は解決できないと思います。また、自らの身を犠牲にして人間の食糧になってくれている動植物への感謝を持つことで、よりよい農業や漁業の発展にもつながっていくはずです。信仰ある生物学によって唯物的な科学を打ち砕くことで、より豊かな未来が広がっていくでしょう。

 地球に転生してきた宇宙人の魂の記憶を読み取ること。あるいは、宇宙人当時の記憶を引き出してきて、その意識で語らせることもできる。

Column トマトの霊が視えた!?

家で育てているトマトの剪定(せんてい)を妻に頼んだ翌日のことです。明け方に目を覚ますと、枕元からトマトのような植物がたくさん、ふさふさと生えては枯れ、生えては枯れを繰り返していました。朝になってトマトを見ると、切ってはいけない葉が剪定されているのを発見。トマトの霊のSOSだったのかもしれません(笑)。

Kimura’s POINT

ペットと人間の関係

ペットとして飼われる動物は、人間の生活を学ぶことで、魂を成長させるために生まれてきているそうです。飼っていた動物が亡くなってしまったときは、感謝の思いであの世に送り出すことで、魂の成長を促してあげましょう。

宇宙人と地球の関係

宇宙人リーディングでは、古代の地球には宇宙からの移住者が多く存在していたことも分かっています。彼らが連れてきたペットや食糧の動植物が地球の生物と交配し、より複雑な生態系が生み出されていったのかもしれません。

(「Are You Happy?」2019年10月号)

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