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日本を呪いで満たすバラマキ政策にNO〔幸福実現党党首 釈量子のキッチン政経塾〕

低所得者層への給付に不満の声

電気代や食糧品などの値上げが止まりません。

値上げラッシュのなか、「回転寿司」の代名詞だった「1皿100円」のお寿司が姿を消すというニュースも飛び込んできました。モノの値段は高くなる一方なのに、給料はそれに伴って増えていないため、家計をやりくりするお母さんたちは頭が痛いでしょう。

そんななか政府は、所得が低く、住民税を払っていない世帯を対象に、1世帯あたり5万円を給付することを決めました。

これに対してネットなどでは「値上げの影響は所得に関係ない。不公平だ」などという声が上がっています。

確かに今回の給付策は、「物価高対策」にはなっていません。一時的に救われるご家庭もあるかと思いますが、物価高を止める施策ではなく、長期的には何の問題解決にもなりません。

しかも今回の給付の対象は約1600万世帯で、そのうち8割近くが年金生活者である高齢者世帯です。必要な予算9000億円のうち6900億円が貯蓄や持ち家率の高い高齢者世帯に投じられることになるということで、一生懸命働いても税金を取られるばかりで何ももらえない現役世代からは、「家計支援どころか、家計負担が増えるだけだ」と不満の声が上がりました。

呪いとは人の不幸を願う心

さらに「5万円の給付では足りない」「一部の人だけ不公平だ!」というような声に呼応するかのように……

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