発達障害&グレーゾーンの子の子育て

一般的に、ADHD(注意欠如・多動症)やASD(自閉スペクトラム症)、LD(学習障害)などの総称とされる発達障害。診断を受けていないものの、その特徴が一部見られるグレーゾーンまで含めると、その性質の出方は人それぞれです。
そんな特性を持つ子供たちを育てたママや、支援してきた専門家に、発達障害といわれる子供と接するなかで培った知恵をうかがいました。

お母さんの悩みに答えます!|発達障害の子の子育てQ&A

10年にわたって障害児の子育て支援を行ってきた諏訪裕子さんに、発達障害の子を育てるなかで生まれる悩みに答えていただきました。

Q1 どうしても子供が言うことを聞いてくれません

A 行動を制限するのではなく、その奥の思いを見てみましょう

「こうしなさい」と行動だけを制限しても、効果はあまりありません。「空気が読めない」と思われている子も、実は空気が読めていることが多く、行動の奥には、苦手なことを知られたくない劣等感や、うまく表現できない苛立ちなど、さまざまな気持ちが隠されていることが多いのです。「絶対にちゃんと考えているはずだ」と性善説の見方をし、「もしかしてこういうこと?」と投げかけることで、うまく導けることが多いです。

Q2 子供を育てる自信をなくしてしまいました……

A 子供の良い部分をたくさん見てあげましょう

発達障害と言われる子のお母さんは、周りから「こう対策しないといけません」などと注意を受けることも多く、自信を失ってしまうこともあるでしょう。私はそれを“黒い魔法”と呼んでいます。そんな呪いにかかると、子供の良いところを知っていても、できないことのほうに注目してしまって、子供の良い部分が小さく見えるようになるのです。その子の良い部分こそ、本当の姿。注意は受け止めつつもそれにとらわれないようにしましょう。

本誌では上記の続きと、下記の記事をお読みいただけます
【先輩ママの体験談① 息子が広汎性発達障害と診断されたママ】息子は私の魂を成長させてくれた先生でもあります。
【先輩ママの体験談② グレーゾーンの息子を持つママ】神様からお預かりした子という思いが、支えになりました。

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