中絶で揺れる価値観
最近、わが党の七海ひろこ財務局長が一児の母となりました。生後3カ月になる赤ちゃんの様子などを聞くたび、優しさを増した言葉の奥に、強い未来への責任感を感じ、エールを送りたくなります。
家族に新しいメンバーが加わるというのは、本当に大変なことでしょう。だからこそ、宗教政党である幸福実現党としては、妊娠や出産に「神の仕組み」「神秘性」を感じ取ることが必要だと、つくづく感じます。
6月下旬にアメリカ連邦最高裁判所が出した判決が、注目されました。人工妊娠中絶を権利として認める約50年前の判決を覆し、州による中絶の禁止や制限を認めたのです。
これは長年、アメリカの政治的テーマの一つでした。アメリカのトランプ前大統領が任命した保守系判事の力もあり、キリスト教保守派はこの判決を歓迎しています。一方、民主党のバイデン大統領は「悲劇的な誤りだ」と批判し、国内世論が真っ二つに分かれています。
妊娠や出産に神の神秘を感じとる人から見れば、「中絶は女性の自由意思にゆだねるべきだ」という考えは受け入れがたいでしょう。一方、性犯罪による妊娠や母体の安全への考慮がなく、例外を認めないならば行き過ぎです。
「霊」と「肉体」の極論を去った真実のものの見方が大切です。大川隆法総裁は、キリスト教などでは分からない霊的真相を明かされています。妊娠満9週目に、胎児の体に魂が宿ります。*魂が宿った段階で堕胎すると魂は恐怖心と心の傷を植え付けられ、暗く淋しい世界で……
*「仏説・願文『愛児・水子供養経』」(「祈願文①」所収 幸福の科学の三帰誓願者限定)
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