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障害者支援の展覧会で感じた 魂の尊厳を認める政治の大切さ【幸福実現党党首 釈量子の東奔西走】

政治って面白い! 明るい未来を拓くため、日本、そして世界を駆け回る釈量子が、訪れた先で見たこと、感じたこと、発見したことをお届けします。

「障害があっても魂は健全」

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力強く躍動する「仏」の 一 字。仏陀への思慕が伝わってくるようで、作品の前でしばし佇んでしまいました。書き手は、浅井健志君。重度障害のある、30歳の青年です。

11月17日、渋谷区のブックカフェで開かれた一般社団法人ユー・アー・エンゼル主催の展覧会は、本当に素晴らしいものでした。書道や絵画、イラスト、ろうけつ染め、詩など、みずみずしい感性の作品が所狭しと並び、それらはすべて、障害のあるお子さんによるものです。会場にはご家族や知り合いが詰め掛け、通りがかりの人もふらりと立ち寄るなど盛況でした。

この展覧会を企画した同法人理事長の諏訪裕子さんは、「障害はあっても、みんな何かを表現したいというエネルギーがあるんです。支援してみると、それがダイレクトに伝わってきて、感動します」と語ります。

冒頭の「仏」は、2018年9月、名古屋で行われた同団体の夏合宿で、書道の先生を呼んで習字を書こうという企画の時のもの。健志君は脳性麻痺らしいと診断され、生まれたときから四肢に力が入りません。一時期は歩けたこともありましたが、現在は、食事も排泄も、全面介護を受けています。習字体験では、ボランティアが4人がかりで健志君を両脇から支え、先生が筆に手を添えながら、初めて書いた習字が「仏」だったのです。

独力で書いたわけではありませんが、一筆目の墨の飛沫に格闘がにじむ、素晴らしい字です。お母さんの洋子さんも驚いたそうです。

「障害児に関わる専門家は、『脳性麻痺だから』『〇〇症はそういう症状ですよね』と病気や障害を通して子供を見ることが多く、親もそれに影響を受けます。しかし、『障害があっても魂は健全』という真実を知って、考え方が180度変わりました。息子たちは純粋な心で外で起きるすべてのことを感じとっています。個性あふれる内面を知ると、本当に天使だと思います」

 
続きは本誌でお読みいただけます

障害があっても魂は健全
新型出生前診断について

 

 


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【HP】you-are-angel.org
☎03-6426-7797

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