「動物って人間の言葉がわかるの?」「ペットは死んだらどこに行くの?」など、動物たちのスピリチュアルなテーマに関する疑問について、幸福の科学の教えをもとに基礎知識を解説します。
ペットたちにも「うれしい」「悲しい」という喜怒哀楽の感情が備わっている
自分が悲しいときや落ち込んでいるとき、不思議と飼っていたペットたちがそばに寄り添ってくれ、悲しみが癒やされたという経験はありませんか。
実は彼らには、飼い主の感情を感じ取る、喜怒哀楽の感情がしっかりとあるのです。
たとえ虫であってもある程度の感情があり、楽しいことをやろうとしたり、苦しいことから逃げようとするのだそう。
5年、10年と人生の一部の時間をともに暮らす、かけがえのない“家族”だから、愛情をかけてかわいがり、大切にしてあげたいものですね。
(参考『不動心』)
ペットも人間と同じように転生輪廻している
家族の一員となったペットとの別れがつらく、「ペットロス」に陥ってしまったという方も増えています。
幸福の科学では、「人間は霊的な存在であり、この世とあの世を転生輪廻している存在である」と教えています。
同様に、動物たちも死んだら終わりではありません。動物の魂は、通常は1年以内に生まれ変わることが多く、長くて10年という短いサイクルです。
たとえばウサギの魂は死後、霊界でひとつの集団になり、1カ月ほどで生まれ変わるといいます。
けれど、飼い主が悲しみのあまり、長い間供養をしてしまうと、ペットたちは「そこにいないといけない」と勘違いしてしまい、成仏できずに居ついてしまうこともあるとか。
別れはつらいものですが、彼らのためにも気持ちを切り替え、「今までありがとう」「次に生まれるときも、いっぱいかわいがってもらってね」と、プラスの思いを手向けてあげましょう。
(参考『霊的世界のほんとうの話。』)
天国or地獄?
生きていたときの感情次第で動物たちの死後の行方が決まる
人間は死後、この世での生き方に応じて、天国か地獄に行きますが、動物たちも同じです。
たとえば、「ペットとして飼われて、幸せだったなぁ」と思える一生だった場合、彼らは死後、天国へと導かれます。
しかし、狩りで撃たれて死んだキツネや、真夜中に道路を渡って車に轢かれて死んだヘビなどは、怒りや悔しい思いを持っているため、地獄に行くとか。
動物たちの死後の行き先を決めるのは、ハッピーかそうでないか、という感情で決まるのです。
(参考『死んでから困らない生き方』)
キツネ・たぬき・ヘビには霊力がある!?
動物たちは転生輪廻をくり返していくうちに、霊的にさまざまな力を蓄えるといいます。
なかでもキツネやたぬき、ヘビには強い霊力があるのだとか。稲荷神社や稲荷大明神でキツネを祀ったり、ヘビを祀ったりする神社が日本各地にあり、人々がご利益を求めて信仰しているのもその所以でしょう。
しかし、そのような動物霊に対する信仰は、間違いが多いのが真実。人間がご利益を求めて欲得で信仰すると、その欲念が神社・仏閣に溜まり、死んで迷っている動物霊が引き寄せられて集まってきます。
彼らは、ひもじい思いをしていることが多く、お供えものを食べたいけれど、食べられません。すると満たされない欲求が爆発し、お供えものをしてくれた人に取り憑いて、頭痛や肩こり、リューマチなどの障りを起こすといいます。
ちなみに本来、「稲荷大明神」は、動物たちを指導している高級霊の役職のひとつなので、キツネを祀った神社のことではありません。
(参考『日本民俗学の父 柳田國男が観た死後の世界』)
がんばったら人間になれるチャンスが!
動物も魂の向上のために生きている
動物の魂の一部には、ごくまれに人間に生まれるケースがあるというから驚きです。
忠節を尽くした「忠犬ハチ公」や人命救助をした「名犬ラッシー」、盲導犬のように、ヒーローのような働きをし、一定のレベルをクリアすると、動物をつかさどる高級霊である「稲荷大明神」から許可が下り、人間になれるのです。
「人間になれる」ということは、動物たちにとってまたとない幸せ! 彼らは人間と同様に、自分の魂を進化させるため、地上に何度も生まれ変わりながら、人生経験を積んでいます。
魂の霊格としては、両生類→爬虫類→哺乳類の順に高くなります。
ちなみに、トラやライオンなどの猫の仲間の野獣は、魂が進化していくと猫に生まれ、オオカミなどは犬として生まれるそう。
(参考『霊界散歩』)
まれに人間が動物に生まれることも
原則として「人間は人間」に、「動物は動物」に生まれ変わります。
しかし生前、動物のように欲望のままに生き、畜生道という地獄に落ちた人間が、「人間のありがたさ」を知るため、ごくまれなケースとして1~2年間、動物として生まれ、修行していることがあります。
【参考書籍はこちら】
※上記の書籍はすべて、大川隆法 著/幸福の科学出版