長く健康に活躍するためには
釈 同じ昭和40年代生まれということで、Yさんと私は同世代ですね。
Y そうですね。実は昨年から今年にかけて、40代の友人と30代の友人を相次いで亡くしまして。
釈 おふたり続いてですか……。
Y 40代の友人はかなり進行した状態でガンが見つかり、手を尽くしたようなのですが……。30代の友人は、仕事が忙しい時期にお風呂で亡くなっているのをご家族が見つけられたそうです。私たちの年代は仕事にやりがいがあり、多少の不調があっても無理をしてしまう方も多いと思います。
釈 まだお若いので、ご家族のお気持ちを考えるといたたまれません。フリーアナウンサーの小林麻央さんも小さなお子さんを遺して34歳で亡くなり、たくさんの方に惜しまれました。年齢を重ねるにつれて無理はできなくなりますし、自分の体の限界を知るのはなかなか難しいことですよね。
Y 釈党首もなかなかハードな毎日を過ごされていると思うのですが。
釈 私は「体の調子がおかしいな」と思ったら、とにかく早めに手を打つように心がけています。
Y たとえばどんなことを?
釈 基本は食事で、自分の体と相談しながら食べるものを選んでいますね。あとは第三者のアドバイザーとして、指圧の治療院を開業している友人のところに定期的に通い、アドバイスをもらいます。「たいていの人は、体の調子がおかしいと思っても、すぐに手を打つことがなかなかできない」と聞いたことがあります。長い目で見て、自分の心と体のメンテナンスをすることは意外に難しいのかもしれません。
Y なるほど。忙しくなると、自分の体のちょっとした変化に向き合う余裕がなくなってしまいますよね。
釈 中年期に一番こたえるのは「ストレス」ではないでしょうか。仕事の責任、家庭問題、人間関係の問題などが片付かないと自暴自棄になって暴飲暴食をしたり、睡眠不足になる方もいます。それが何年も続き「病気にでもならないと休めない」心身の悲鳴が、病気をつくるんだと思います。体の問題はつくづく〝心〟の使い方次第だと感じます。私は自分の心を引き上げてくれる信仰が、文字通り命綱です。
問題に向き合う勇気
釈 心を見つめるのは、私も勇気がいります。忙しさに身を任せていれば考えなくてもいいし、先延ばしにしてしまいがちですよね。
Y もしかしたらそういう気持ちもあったのかもしれません。ふたりを見ていても、〝心〟という視点は大切だと思いました。
釈 根本的な問題に向き合えるかどうかは、個人においても組織においても大切なことで、私たちが取り組んでいる政治にも通じる話です。今の日本も北朝鮮の核ミサイルや中国の軍備拡張、少子高齢化に伴う社会保障費の増大など、先送りを続けて取り返しがつかなくなる寸前です。幸福実現党は国民の皆様の生命・安全・財産を守るため、既存の政党が「しがらみ」で言えないことを直言して、未来のために新しい考えを提示し続けています。
Y 政治も一緒なんですね。周りに対しても、「言うべきときにはきちんと言わなくちゃいけない」という誠実さや責任感は必要だと思いました。
釈 Yさん自身は、人生をどう設計したいと考えていらっしゃいますか?
Y 実は私、120歳まで生きたいと思っているので……。
釈 おおっ! これはまたクオンタム・リープな発想ですね!
Y 今、リアルに起きているさまざまなことをできるだけ長く、実際に自分で体験したいと思っているんです。特に幸福実現党は〝おもしろい〟と思っていて、この党がつくる未来がもっと見たいなと(笑)。
釈 ありがとうございます! 新しい国づくりに参加するのが夢だなんて、もう絶対に長生きするしかありません。同じ世代として、ともに頑張ってまいりましょう。
Shaku’s Advice
健康は心の使い方次第。
忙しさに身を任せず
自分の心を見つめよう。
(2017年9月号「釈量子のお悩みクオンタムリープ」)