母と娘の心をつなぐ7つのキーワードをご紹介。
あなたの思いや接し方を振り返ってみて。
1.どんな家庭環境からでも、成功する人はいます。
親が勉強ができなくて家が貧しかったり、よい機会に恵まれなかったり、才能に恵まれなかったり、いろいろあるでしょうが、親が成功していなくても、親孝行な子であったら、「自分は何とか成功して、親孝行をしたい」と考えるものなので、親の不成功が必ずしも子供の将来を規定するようなことにはなりません。
2.親子は成長するために縁を結んで生まれてきます。
親の立場からすれば、「出来のよい子供は、自分との縁で生まれたが、出来の悪い子供は、何かの間違いで生まれたのだ」と思いがちですが、そうではありません。
家庭という問題集を解くために、親子の縁は設定されているのです。
そのため、親が子供のことで苦しんだとしても、それもまた魂の問題集のなかの問題であることを忘れてはなりません。
3.愛しすぎるあまり相手を縛っていませんか。
子供であろうと、夫婦であろうと、恋人であろうと、愛しすぎることによって、お互いに傷つくことがあります。
ある程度、相手を自由にさせてあげることです。
完全に縛り上げて、“籠の鳥”にしてしまったら、やはり「愛」ではないのです。
4.家庭争議が起きたときは、まず「言葉の調律」から。
言葉に出してしまったら、その言葉自身が生き物となって動きはじめます。
耳を通じて、相手の頭のなか、心のなかに入って、相手のなかからも憎しみというものを喚び起こします。
そして、さらに激しい言葉が相手からも出てきます。
その結果、両方からの応酬になって、そこに血みどろの戦場が現われてきます。
ですから、まず、相手を傷つける否定的な暗い言葉を出すまいという、最初の関門を守ってください。
5.愛するとは理解することです。
「どうして、この人を愛せないのだろう」と思うかもしれませんが、それは理解できないからなのです。
理解できたら愛せるのです。
相手を理解するためには、相手の言うことをよく聴くことも大事です。
家庭においても、ほかには何もしなくても、ただ相手の言うことをよく聴いてあげるだけで解決する問題は、たくさんあります。
6.人の言葉を、不幸な方向に受け止めていませんか。
人間は他人の心を操縦することは不可能に近いのですが、自分自身の心を支配することにおいては全権を委ねられているのです。
たとえば他人の言葉の受け止め方ひとつにも表われてきます。
他人が何気なく発した言葉を、自分にとって非常に都合の悪いもののように受け止め、何年も苦しむ人がいるのです。
こうした人は心の傾向性が暗い方向を向いているとしか言いようがありません。
7.足りないところではなく、与えられていることに感謝を。
「足りないところだけを見て、それを求めつづけた場合、幸福になれる人間はいないのだ」ということを、まず悟らなくてはいけません。
すでに多くのものを与えられているのです。
それに感謝することから出発すると、人はお返しをしなければいけなくなり、お返しの人生になります。
実を言うと、お返しの人生においては、不幸になる道がありません。