ご近所付き合いはトラブルだらけ⁉「もしも、日本が わが家だったら?」

北朝鮮の核・ミサイル、中国の領海侵犯、韓国が捏造する「従軍慰安婦」……。日本が直面している近隣諸国との問題を「もしもわが家で起こったら?」と仮定して考えてみました。

 

もしも日本がわが家だったら? お隣の中国さん

「ここの土地はうちのもの!」お隣さんが突然、主張してきたら!?

突然、「本当は生垣からあと1 メートル内側までわが家の土地だから返して」と主張してきた隣の中国さん。生垣の脇にあるおいしいミカンの木も自分のものだと言い張ります。土地の所有権を証明する登記を見せても聞く耳を持たず、「おじいちゃんの日記にミカンの木の景観のことが書かれていたから」と、見当はずれの証拠を出してきました。最近では生垣から侵入してきて新しい境界線を引いたり、ミカンを採っていったりとやりたい放題を繰り返しています。もしかして、うちの庭を全部自分のものにするつもりじゃ……。

ミカンの木 = 尖閣諸島(せんかくしょとう)

1968 年、調査によって沖縄の「尖閣諸島」周辺に石油が埋蔵されていることが発覚すると、古文書などの記述から「尖閣諸島はわが国の領土だ」と主張し始めた中国。しかし尖閣諸島では19世紀から日本人が漁業や鳥の捕獲を行っていたことが分かっており、国際法上でも日本の領土だと認められているのです。中国は沖縄(琉りゅう球きゅう)も、元は中国の領土だったと主張しており、尖閣諸島を日本侵略の足がかりにしようとしていることがうかがえます。

生垣から勝手に侵入 = 中国による領海侵犯

2008 年以降、中国の漁船や公船が尖閣諸島周辺の領海へ侵入してくることが増え、2010 年には中国漁船が海上保安庁の船に衝突する事件が起こりました。中国側は逮捕された船長の釈放を要求し、日本側はそれに従い船長を中国へ送り返してしまいます。その後、中国海軍の船が射撃用レーダーを日本の護衛艦に照射したり、漁船が300 隻もの大船団をつくって尖閣諸島に向かってきたりと行動はエスカレート。中国は尖閣諸島のほかにも小笠原諸島周辺のサンゴを密漁するなど、勝手な行動を繰り返しています。

公共の道路を勝手に工事!

土器をばらまいて証拠を捏ねつ造ぞう!?中国の“ 軍事基地”建設問題

ご近所さんが公道を自分の土地だと言って、勝手に工事を始めたら? 実は同じことが南シナ海で行われています。中国や台湾、ベトナム、フィリピンなどが領有権を主張する南沙諸島近海に、中国は土器の破片を沈めて証拠を捏造し、「古来より中国の土地だった」と主張。岩礁を埋め立て、軍事基地まで建設しています。ここが中国に占領されれば、日本は石油などを円滑に輸入できなくなる危険性も。

(「Are you happy?」2018年2月号)

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