自分をほめると幸せになれるのですか?「ほめ日記」手塚千砂子さんインタビュー【2019年12月号】

手塚さん

人は「仏性」を持っている

私が自己啓発セミナーを始めた1990年代は、今以上に、「自分を低く見せるのが美徳」という風潮があって、自己啓発の分野でも「自分の足りないところを鍛える」という考え方が強くありました。そんななかで私は自分をほめることをセミナープログラムに入れたのですが、それは、長年勉強してきた仏教から発想を得ています。

10代のころ、私は自分が大嫌いで、死ぬことばかり考えていました。高校時代に仏教関係の本を読んで興味を持ち、卒業後は仏教系の大学に行ったんです。そこで「人はみんな仏様と同じ性質、『仏性(ぶっしょう)』を持っている」ということを教わりました。お釈迦様は「自分だけではなくて、みんな悟りを得る可能性を持っている」と説いておられるわけです。

そうしたことを勉強したり、座禅や瞑想などの修行をしたりして、自分を取り戻したという感覚がありました。自分を否定していたら、仏性という優れたものが自分のなかにあるなんて分かりません。ところが、自分をほめているとそれが分かってくるのです。

 

「ほめ」の効果を検証

今では「ほめ」ばかりやっていますが、初めから「ほめの専門家」だったわけではないんです。瞑想やヨガなど5つの独自プログラムでセミナーを開いていました。

遠方の方には通信レッスンをしていたのですが、あるとき、たくさんのプログラムはできないとおっしゃる方がいました。「どのプログラムならできますか?」と聞いたところ、「自分をほめることならできます」とのこと。そこで、「毎日、日記のように自分をほめる言葉を書きましょう」という話になって、「ほめ日記」が生まれたのです。

 
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