コツさえ知れば仕事は楽々できる【女性のためのトランスフォーム仕事術】

一日のうちの多くを占める「仕事時間」。
その時間をハッピーに充実させることができたら、人生そのものの幸福度もアップするはず。
人材育成コンサルタント・松本幸夫先生のトランスフォーム仕事術で、ワークライフバランスのとれた仕事&人生名人になろう!

 

コツさえ知れば仕事は楽々できる

あなたは、100パーセント思うように仕事ができていますか?

「思うように成果があがらない」
「家庭、家事との両立が難しい」
「上司や同僚との人間関係がイマイチ」

等々、何らかの悩みを抱えていたり、つらいと思っていることがあるのでは……。

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 私は年に200回前後の研修をしていますが、そこで接するビジネスパーソンのほとんどが、まだまだ改善の余地がある仕事の進め方をしていたり、ワークライフバランスがうまくとれていなかったり、課題を持っているなど、何らかの問題を抱えているようです。
 仕事が思うように進まないのは、あなたの努力が足りないからではありません。あなたはただ、〝コツ〟を知らないというだけです。この仕事のコツさえしっかりつかめたなら、あなたは今までとガラリと変われます。仕事名人になれるんです。
 私はそのコツを「トランスフォーム仕事術」として、あなたに伝えたいと思います。
 初めて耳にするでしょう?造語なんですよ。

 

トランスフォーム仕事術って?

 例えば、あなたが「ダイエットをしたい」と思ったとします。一つのテーマ、問題意識を持ったわけです。
 すると、新聞を読んでいても、テレビを観ていても、友人と会話をしていても、インターネットを見ていても……こんなにもあったのかというくらいに、ダイエットにかかわる情報が目につくようになります。
 でも本当は、もとの情報、接している情報はそれまでと変わったわけではなくて、あなたが意識したので、飛び出てくるようにピックアップされるのです。
 これは一例ですけれども、ちょっとした注意で、あなたのROI(Return on investment)、投資収益率はグーンと上がります。労力は少ないのに成果が大きくなる、というのがトランスフォーム仕事術の特徴です。
 家事もあるし、自分の仕事もあるし、ライフワークとして取り組んでいることもあれば、ボランティアもしたい……。忙しいあなただからこそ、トランスフォーム仕事術で、時間を上手に使って欲しいのです。

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量をこなすと質の転換が起きる

 トランスフォーム仕事術の基本は、「量をこなすと質の転換がなされる」というものです。といっても、ただ場数を踏むというのではなくて、〝コツを知った上で〟が大前提になります。

 例えば、クレーム処理の電話を5件、処理したとします。
 これを、100件200件とこなしたら、どうでしょう。経験を積んだことで、「上手な応え方」「話し方」がわかってきますね。
 しかし、これもある程度のマニュアルを知った上でこなしていけば、もっとずっと効率良く上手に対応していけるはずです。
 「なるほど、どんなにこちらが正しくても、始めの5分はしっかり聞き役になるといいのね」とか「相手が冷静になってから少しずつ反論したらいい」などと、わかるわけです。

 私は過去に「月300冊の読書」をしていました。特別に速読のスキルを学んだわけではないのですが、始めたころに比べて今は格段にスラスラ読めるようになりました。
 体験的に分かったのは、量をこなしていくと、ある時点でパッと、質が変わっていくということです。本当は、私が速読術のコツを知った上でチャレンジしたら、もっと効率は良かったはずです。

 いきなりイメージをつかめなくても、安心して下さい。これは今後、「そういうことなのね」と理解していただけたら全く構いませんから。

 「コツを知り、量、数をこなしていって、仕事の質をガラリと変えていく」

 これがトランスフォーム仕事術の定義です。

 

まずは目標ありき……。

 このあと、あなたにはトランスフォーム仕事術のキーワードである、

■ タイムマネジメント
■ コミュニケーション
■ スピードの4速スキル
   スピードリーディング
   スピードシンキング
   スピードライティング
   スピードプレゼンテーション
■ ストレスマネジメント

といった内容を、あなたの仕事と現状を土台に、極力〝具体的〟に〝実践的〟にお伝えしていきます。やはり、あなたが仕事の現場の中で使えないと、本物ではありませんから。
 今、私は研修の中でも、受講者が現場で使えるところまで、内容を落とし込むようにしています。受講者にも考えてもらいながら、「いかにして現場で使うのか」というところを研修の大きなポイントにしています。

 ただし、これらのスキルアップには、欠かせないことがあります。それはあなたの人生の「目標」です。志とか夢とか、成しとげたいこと、ということと同義です。これのないスキルアップは、あまり実りは多くないのです。トランスフォーム仕事術が依って立つ基本といってもいいでしょう。

 もしも、まったく目標を持たずに仕事の効率化だけをはかったとしましょう。どういう結果になると思いますか?

 仕事の効率を上げて今までよりも早く仕事が終わります。目標があったなら、その時間をライフワークに使ったり、勉強したり、家族とすごしたりできます。目標に合わせて〝生きた〟時間の過ごし方ができてきます。
 しかし何の目標もないと、せっかく効率化して「空いた」貴重な時間に、再び仕事を入れてしまいかねません。するとまた忙しくなって、効率化して、また忙しくなって……と、いつまでたってもあまり状況が変わらない、悪いサイクルになりますね。

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「人生の目標」持っていますか?

 トランスフォーム仕事術は、あなたの人生を豊かに充実させて、ワークライフバランスをとる大きな武器となってくれるものです。

 そのためには、まずはあなたの「人生の目標」を鮮明にしていくことから考える必要があるのです。次回は、そんなところから話を進めていきましょう。
 仕事上の目標は、あなたの部門の中でもあるでしょう。売り上げの目標とか、営業のノルマといった類です。
 でも、「人生の目標」は、あまり考えなくても過ごせてしまうものでもあります。

 人生の大切な柱、たとえば、
■ 仕事
■ マネー
■ 健康
■ 友人
■ 趣味
■ 自己啓発
■ 使命

などということに、あなたは目標を持っているでしょうか?

 トランスフォーム仕事術とは、まずは鮮明に人生の目標を持つことから始まります。目標実現のための仕事術なのです。

 

ポイント
①トランスフォーム仕事術とは、「コツを知り、量、数をこなしていって、仕事の質をガラリと変えていくこと」です。

②トランスフォーム仕事術の出発点は、鮮明に「人生の目標」を持つことから始まります。

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(2009年8月号)

Profile

松本幸夫 

ヒューマンラーニング代表 / 人材育成コンサルタント

1958年東京生まれ。著作は170冊を超え、年間約200回行う研修・講演のリピート率は92%という実績を誇る仕事術の達人。主な著書に『百田尚樹に学ぶヒットを生む仕事術』(総合法令出版)『人生がうまくいく「呼吸法」』(PHP研究所)『自己能力を10倍高めるトランスフォーム仕事術』(幸福の科学出版)『超強運』(あ・うん)『図解 スティーブ・ジョブズのプレゼン術』(総合法令出版)など。著作は、韓国、台湾でも翻訳され、ベストセラーとなっている。