冷えとり診療専門家・武永慶子先生に聞く! 冷えとりQ&A

冷えとり健康法を使って、12年間診療を続けている武永先生に、東洋医学から見た冷えとりの意味やその効果、実践方法などについて伺いました。

Q.なぜ冷えとりは体にいいのですか?

A.下半身を温めることで、気のめぐりがよくなるからです

東洋医学では、陰と陽の気が体内を循環していれば健康、滞っていると病気になるという考え方をします。

普通に生活していると、上半身よりも下半身のほうが冷えていることが多いのですが、その温度差が大きくなりすぎると気のめぐりが滞ってしまうのです。

ですから、下半身の冷えをとり、上半身を涼しくすることで、陰と陽の気のめぐりがよくなり、臓器がしっかり働きはじめ、解毒され、全身が温かくなってくるのです。そうやって、気のめぐりを本来の状態に戻してあげることで、人間が持っている自然治癒力を高めることができます。

 

Q.冷えとりは美容にもいいのですか?

A.とてもいいですよ。しみ、そばかすも消え、顔も5~10歳若返ります。

冷えをとり、体を温めることはもちろん美容にいいですよ。しみ、そばかすが消えることもあり、顔も5歳~10歳くらい若返りますね。

ですから、うちの診療所で冷えとりを実践した方は、「ここは病院なのか、エステサロンなのかわからないわ~!」と感動されます。

その理由としては、冷えとり習慣を続けることで、体温が35度台の人が36度台に上がります。そして解毒も進み、食欲も上がり、よく眠れるようになったり、快便になります。健康になるので、気持ちまで前向きになって、結果、若々しくなるのだと思います。

 

Q.暑がりでも実は冷えている人もいると聞きますが……。

A.「冷え」を体が温めようとして、熱を発し、暑くなることも。

足元は冷たく、上半身が熱くなって、顔が赤らんだ人のことを「冷えのぼせ」といいます。
足元から上半身に上がってしまった冷えを体が温めようとして熱が発生するため、上半身がほてるんです。自覚としては「暑い」と感じても、実は体はとても冷えているんですね。

ですから、「私は暑がりだから冷えていない」と思っている人も、「本当にそうだろうか?」と、足元が冷えていないかなどを確かめてみることをおすすめします。
もしかしたら、体がほてるのは、かなり冷えが進行しているからかもしれませんよ。

 

Q.冷えとりを実践された方はどのような効果がありましたか?

卵巣を切除した女性が、40歳で出産

A子さんは10代のとき、卵巣の片方を“卵巣のう腫”で切除。20代前半には、残りの卵巣を同じ病気で切除しました。結婚した御主人は西洋医学のお医者様でしたが、ご主人のお許しを得て、西洋医学以外の代替医療に懸けてみることに。

縁あって、私の医院を訪ねてこられ、冷えとりを開始。
すると、1年半ぐらいで生理が始まり、なんと40歳で自然分娩で赤ちゃんが生まれました。卵巣を摘出しているわけですから、実際に生まれるまで、A子さん以外は誰ひとり、確信を持てなかったようですが、今、その子は6歳。元気に学校に通っています。

1回の診療でうつ病が治り、元気いっぱいになった70代女性

うつ病に悩んでいた70代のB子さんは、私の医院に来られ、足湯器に入りながら、息子や嫁の悪口をさんざん話していました。数時間もすると、汗をびっしょりかき、すっかり顔色もよくなって、元気にハツラツとしてお帰りになりました。

そして、次に診療に来られた際、こう話してくれました。
「前回家に帰ってみたら、不満を抱いていたはずの息子や嫁の欠点が、どこにもないことに気づきました。そして、すぐ不動産屋に行き、自分の持っている不動産を息子や嫁に譲り渡す手続きをしてきたんです」と。これはまさに、体の毒だけでなく、心の毒も一緒に排出できた例だと思います。もちろんうつ病は1回の診療で治りました。

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記事DATA

武永慶子 Keiko Takenaga

武永診療所院長

大学卒業後、渡独。バイエルン州立ミュン ヘン大学医学部卒業の後、中国にて東洋医学を学ぶ。現在、 築地にて武永診療所を営み、「冷え取り診療」を行っている。