娘ふたりで跡取りがいない

つい先日、夫(55歳)が病気になったのを発端に「家の跡取り問題」が浮上しました。うちにはふたりの娘がおりますが、長女(30歳)は嫁いでおり、次女(27歳)は当面結婚の様子はありませんが、家を継ぐ気はない様子(次女は自立し、別々に暮らしています)。夫はひとりっ子のため、次女が家を継いでくれなければ家系が途絶えてしまいます。わが家は、とくに由緒ある家系ではありませんが、やはり家系が途絶えるというのは、ご先祖様に対して罰当たりな気がして、申し訳ない気持ちでいっぱいです。また、次女がお嫁に行ってしまえば、私たちの面倒をみてくれる人がいなくなってしまうため、その点も不安に感じています。せっかく大学まで行かせた娘です。次女だけは嫁には出さずに、婿を取ってほしいと思っています。娘は嫌がっておりますが、親としてどうするのがいちばんいいのでしょうか。(57歳・女性・主婦・娘2人)


 

じっくりと話を聞き 理由を知ること

ご先祖を思うあなたのお気持ちに触れ、温かな気持ちになりました。  家族構成からみれば、今回の問題はずっと前から予測できたところはあったでしょうし、本当は、家族の絆や家を継ぐ意味を、お嬢さん方が小さいうちから、教えておくのがいちばんよかったとは思います。しかし、いまからでも遅くはありません。とくに親子関係が悪いわけでもなさそうですので、あなたの「ご先祖様が連綿といてくださったからこそ、今の自分たちがある。ご先祖様への感謝の意味で、家系を絶えさせたくない」というお気持ちを、素直にお嬢さんにお話しし、その上で、次女の方がなぜ家を継ぐのを嫌がっているのか、話をよく聞いてみてください。 理由がわかれば、話し合いで解決することも可能です。まだ実際に結婚相手が出てきたわけではないので、お嬢さんも実感が湧かないだけかもしれません。また、お相手が出てきたときに、その男性に話をすれば、意外とトントンと話が進むかもしれません。

 

この世の知恵も必要

私の知人にも、ひとり娘だったので婿養子にきてもらった、という方がいらっしゃいます。また、ご長女夫婦にも、跡継ぎになれないか相談なさってもいいのではないでしょうか。それ以外では、お孫さんか親戚関係で養子に来てくれる人を探すことも考えられます。私の別の知人(男性)は、自分の母方の祖父母と養子縁組みし、その家を継ぎました。いずれにしても、婿養子でも他の養子でも、相続が絡んできますので、家族皆でよく話し合い、後で問題が起きないようにしておくことが、ひとつの知恵だと思います。

 

先祖へのほんとうの 感謝行とは

最終的に誰も継げない場合は、「諸行は無常、すべてのものは過ぎ去ってゆくんだ」と思って、あきらめることも必要です。「先祖を思う、その気持ちだけで十分だよ」といってくださるご先祖様も、きっといらっしゃることでしょう。  ご先祖様に対しては、感謝の思いとともに、子孫である自分たちの、地上での精進の姿をお見せすることが大切なのです。  子孫たちが努力精進し、世の中のお役に立っていけば、先祖も安心しますし、あの世で光を得て、徳が生じてきます。また、そうした子孫を見ているうちに、先祖のほうも「自分ももっと頑張らないと」という気持ちになって、あの世でさらに高い世界をめざして精進してゆくことになると、幸福の科学では教わっています。  あなたご自身は、今のうちから健康生活を心がけるとともに、神仏の教えを学んで健全な精神を磨き、元気な晩年をめざしましょう。  跡取りがどんな形になろうとも、あなたなら、きっと、お嬢さんたちと仲良くやっていけると思います。幸せな未来をお祈りしています。

『復活の法』

『復活の法』

すべての人の幸福を強く願われている、大川隆法先生の熱い思いがこもった一冊です。永遠の生命や、先祖供養の真実、明るい晩年の迎え方などが、具体的な事例とともに、わかりやすく説かれています。

2013121
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金澤由美子 Yumiko Kanazawa

幸福の科学 指導研修局長

幸福の科学 指導研修局長。1986年幸福の科学に入会。1989年入局し、支部・本部・精舎勤務を経て現職。その間、数多くの悩み相談を行う。本誌2014年3月号から2015年8月号まで読者からのお悩み相談ページを連載。