宗教が大切な理由 神の法則の下でこそ社会が発展する

世界文明の源流は宗教

現代では、「宗教は遅れたもの」と考える人が多くいます。しかし実は、宗教は社会を成り立たせている最も重要な要素であり、宗教なしに世界を読み解くことはできません。国や民族、文化をつくってきたのは宗教であり、「宗教は全発展の根元に横たわる」(C・ドーソン)ものだからです。

にもかかわらず、そうした認識が広がった背景には、ダーウィンの進化論などの唯物史観があり、現代の宗教学でいわれる宗教の起源も、これがもとになっています。例えば、「宗教は、原始信仰から自然発生してできたもので、それが多神教、一神教へと段階的に進化したのだ」という思想。それが、「古いものは未発達で、現代の発達した考え方である科学のほうが真実だ」という考えにもつながっています。

一方、幸福の科学で説かれる宗教の起源はこれとは異なります。それは、「大宇宙を創った神が、救世主、預言者といわれる高級神霊を地上に送り出し、神の心を降ろし広め、神が計画した理想社会を地上で実現しようとしたものだ」というものです(『宗教選択の時代』他、参照)。

20世紀の哲学者・ヤスパースが「枢軸(すうじく)時代」と呼んだ、紀元前500年ごろを中心とする前後300年に、仏陀、イエス・キリスト、孔子、ソクラテスが現われ、現代の東洋・西洋文明の源流となる思想が生まれた、という考え方も同様のものだと思います。

一方、唯物論が台頭したのは、わずかここ200年ほどのこと。その意味では、まだ歴史的検証を充分経ているとは言えず、実際「人生はこの世限り」「死ねば灰になる」といった唯物思想が広まった現代では、すでにさまざまなほころびが出始めています。

例えば、スマホなどの便利な機械に依存する人が増えていますが、この世の便利さばかりを追い求めて科学万能主義が進めば、やがて人間がAIに支配される時代がやってきます。経済面の苦況の克服も、シンプルに考えれば、バラマキ型の経済支援よりも、各人が勤勉に働くというまっとうな経済活動の支援が必要ではないでしょうか。そのもとにあるのは、自助努力の精神であり、それは宗教的精神から生まれるものです。また、国際情勢の混乱も、その原因は、神の正義を見失い、神が示す善悪より自我の拡張を優先する人間同士の衝突だと言えます。

繁栄は神に近づく努力によって実現する

現代では、死後地獄に堕ちる人が急増しているといいます。現代がどんなに進化したように見えても、この世に生まれた結果、多くの人が地獄に堕ちる社会は、いくら発展・繁栄していようが、堕落であり、退化です。

「人間は本来魂であり、悟りを高めるために、あの世とこの世を転生輪廻している」、「各人が神の御心に適った素晴らしい自分になろうと努力・向上するなかに発展・繫栄がある」という永遠不変の真理を説かれているのが地球神エル・カンターレの教えです。この神の御心を伝え続け、大宇宙の進化・発展に貢献することこそ、宗教の使命です。

宗教的価値観が“ある・なし”でどう変わる?

科学

宗教的価値観がない

この世での利便性のみを求めるようになり、AIなど機械に支配され、人間の考える力が奪われることで、社会が衰退する。

宗教的価値観がある

神の法則を解明しようとするなかで、宇宙や霊界など未知なる分野の探究が進み、人類が宇宙進出する時代が開ける。

経済

宗教的価値観がない

この世における「結果平等」を求める声が高まり、バラマキや社会福祉政策が増えることで、重税になり、不況に陥る。

宗教的価値観がある

各人や各企業が自助努力で富を生み出し、その富を寄付や慈善事業などで社会に還元することで、社会が発展する。

学問

宗教的価値観がない

非科学的なものは扱わなくなり、本来の目的である「神の創造された真理とその世界の解明」ができなくなっている。

宗教的価値観がある

真・善・美を追究し、理想社会を実現する方法を探究するなかで、各人の人間性が向上し、徳ある人材が多く生まれる。

政治

宗教的価値観がない

善悪の基準がなくなり、「人気を取りたい」「権勢を振るいたい」といった欲望に基づく政治判断によって、国家が衰退する。

宗教的価値観がある

国民全員が神の正義を求め、徳ある人をリーダーに選び、徳治政治が実現する。国家は繁栄し、国際社会にも貢献する。

(「Are You Happy?」2023年4月号)

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