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中国の悪を許さないトランプ大統領の武士道

トランプ関税の一因フェンタニルが日本にも

合成麻薬フェンタニルをアメリカに不正輸出する中国組織が、名古屋に拠点をつくっていた疑いがあることを日経新聞がスクープしました。 

今年1月、米ニューヨークの連邦裁判所で、中国・武漢の化学品メーカー「湖北精奥生物科技」の幹部がフェンタニルの原料を違法に流入させたとして有罪となったのですが、この時の100枚にわたる裁判資料と独自取材から「日本のボス」がいることを掴んだのです。

フェンタニルとは麻薬性鎮痛剤の一種で、末期がん患者の疼痛ケアなどで使われていますが、2017年ごろから、密造ラボで作られた違法フェンタニルがアメリカにも流入しました。モルヒネの100倍の鎮痛効果があり、約2㎎の接種で死に至ります。その材料の99%が中国製です。

安く入手できるため、貧困層や不法移民の現実逃避の手段に使われたほか、ネット販売される鎮痛剤に混入するようになり、被害は一般の若者層に広がりました。年間10万人超の死者が出ており、「現代のアヘン戦争」と呼ばれています。

このフェンタニルは「トランプ関税」の大きな要因です。トランプ米大統領が「供給源」の中国のみならず、カナダやメキシコに高関税をかけようとしたのは、フェンタニルの経由地だからです。

日本が密輸ネットワークの重要拠点になっていたなら、国際的な大問題です。

本誌では続きが読めます。
「現代のアヘン戦争」に怒り心頭のトランプ氏
正義に殉じる武士道精神を取り戻す

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