〔お悩み〕
将来は、漠然とですが海外で生活したいと思っています。ただ、経済的に留学はさせてもらえなさそうです。留学せずに英語ができるようになるには、どういう勉強をしていけばいいでしょうか。（13歳／埼玉県）
国際語である英語ができると大きな力になる
あなたは、海外で生活したいと思っているとのこと、あなた自身も理解しているように、英語は必須です。今、「国際語」「世界語」と言えるものは「英語」しかありません。
アジアの世界でも英語は通じますし、インドでも通じます。ヨーロッパでもオーストラリアでも通じ、アフリカでもある程度通じます。
したがって「英語ができる」ということは、非常に大きな力です。もし将来、海外で仕事をしなかったとしても、英語をやって損はないので、しっかりと勉強に励みましょう。
英語をマスターするには音読がとても大事
ここから具体的に、中学1、2年生レベルでの英語学習法をお伝えします。
まず、授業で使っている英語の教科書の英文（本文）の一文一文の意味を正しく理解したうえで、自信を持って音読できるようになることです。教科書の音声（ＣＤなど）を聞きながら、同時に物まねをするかのように一緒に読めると効果的ですね。
英語を「声に出してスラスラ読める」ということは、「分かる」ということなのです。「スラスラ読めない」ということは「分かっていない」という証拠なのです。もちろん音読する前に分からない単語などを調べておくことは大事です。英語をマスターするには、「音読」というのが、非常に大事だということを知っておいてください。あなたは今、中学生ですので、何度も繰り返し音読し、中学校の教科書の本文をすべて暗唱できるほど読み込むとよいでしょう。
また、教科書に出てくる重要表現をしっかり覚えて、声に出し、文字で書けるように練習し、その文の一部を変えて自分で文を作ってみることもおすすめです。とにかく、意味の分かる英文を正しい発音で繰り返し音読することが英語力アップにつながります。分からない文は学校の先生に質問して、しっかり理解しましょう。時間に余裕があれば、自分に合った参考書や単語集を見つけて、プラスの勉強をしていきましょう。まずは、この勉強法で頑張ってみてください。
「語学に天才なし」英語学習は継続が鍵
外国語は努力して勉強しないかぎり、できるようにはなりません。簡単に短時間でマスターできることなどはありません。「語学に天才なし」です。あとはいかに効率よく、集中して勉強するかということです。そして、英語学習は継続ですから、あなたに一番、必要なことは、モチベーションにつながる夢と志を見つけることです。今は漠然と海外で生活をしてみたい、とのことですが、なぜ海外なのか、海外で何をしたいのか、自分自身を探究し、目標を持って英語学習に取り組みましょう。もう大丈夫!!
（「Are You Happy?」2024年8月号）
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