
人生100年時代といわれる今、できるだけ健康に過ごせる時間を長くしたいものです。とはいえ、どんな人でも年齢を重ねるにつれ、少しずつ心身に衰えが生じるもの。「最近体力が落ちてきた」「以前より疲れやすくなった」―そう感じている人は、フレイルの予兆かもしれません。メタボより死亡率が高いといわれるフレイル。生活のなかのちょっとした工夫から、フレイル対策を始めましょう。
フレイルとは「健康」と「要介護」の中間の「虚弱な状態」のこと
年齢とともに筋力や心身の活力が衰えた、「健康」と「要介護」の中間の状態のことを「フレイル」といいます。フレイルのもともとの語源は英語の「frailty(フレイルティ)」で、日本語に訳すと「虚弱」や「老衰」といった言葉になります。フレイルは、「身体的フレイル」「精神・心理的フレイル」「社会的フレイル」の3つがあり、これらは相互に影響し合っています。
フレイルの対象は高齢者と思う人も多いかもしれませんが、将来フレイルを引き起こす要因は、……(つづく)
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◇「食事」でフレイル予防
◇「口腔ケア」でフレイル予防
◇「運動」でフレイル予防
◇「社会参加」フレイルで予防
