ふとしたときに心によぎる「人はなぜ生まれ、死んだらどうなるのか」という疑問。幸福の科学の霊界観に基づいて、生まれる前から、死んであの世に行った直後までを、「愛子さん」の一生を通して解説します。
No.1 生まれてくる前
よく「人生は一度きり」という言葉が使われます。しかし実際は、人は永遠の生命を持った存在として何度も生まれ変わり、人生経験を積むことで、魂のレベルを向上させています。
Point「生まれ変わり願書」に人生の目的を書く
地上に生まれてくる前は、「生まれ変わり願書」ともいうべき人生計画を書き、天国の役所のようなところに提出します。そこに「前回はどういう生涯を送ったか」「今回はどういう目的のために、どこへ生まれたいか」などを細かく記入し、専門家がチェックして妥当と判断されれば生まれ変わることができます。
Point 両親やパートナーと約束をする
生まれ変わりの許可が下りたら、地上で両親になってほしい魂にお願いをしに行きます。親子の縁は深く、過去世でも親子や家族であったことが多いようです。伴侶になる相手も、過去世において夫婦だったり、縁があった魂であることが多いのですが、変化の激しい地上において予定通りに行かないこともあるため、お互いに2、3 パターンは“予備”を持っているようです。
No.2 生まれてきてから
この世に生まれてくる際、人は霊界での記憶を失うことになっています。それは、あらかじめ人生計画を知っていると、魂の成長につながらないから。ゼロからスタートしてさまざまな人生課題を乗り越えるなかで、魂も磨かれていきます。
Point 誰もが経験する人生の「四苦八苦」
生きていくなかで出会うさまざまな苦しみのことを仏教では「四苦八苦(しくはっく)」と言います。生・老・病・死の4 つの苦しみに加え、家族や愛する人と別れる「愛別離苦(あいべつりく)」、嫌な人と出会う「怨憎会苦(おんぞうえく)」、求めるものが手に入らない「求不得苦(ぐふとっく)」、食欲や睡眠欲などの煩悩が抑えられない「五陰盛苦(ごおんじょうく)」があります。そのような苦しみからはなかなか逃れられないものですが、「あの世はある」という霊的人生観から現実をとらえ直すことで、乗り越えることもできるようになります。
Point 苦しみや悲しみは、“魂を磨く砥石”
なぜ人生には苦難・困難が訪れるのでしょうか? それは、「この世」とは人生経験を積み、勉強をするために生まれてくるところだからです。そう考えると、人生における苦しみや悲しみは“魂を磨く砥石”。不幸な経験をしたとしても、それを心の糧へと変え、素晴らしい人生にする努力をしていくことが大切です。また、「乗り越えることのできない苦難・困難はない」ということも人生の真実です。
No.3 晩年・お迎え
人間は、この世に生まれ、成長し、老いていき、必ずあの世へと旅立ちます。このときに、死後の世界を信じている人であれば、スムーズな旅立ちができます。亡くなった直後の一般的な過程を事前に知っておきましょう。
Point 「霊子線(れいしせん)」が切れてからが本当の死
心臓が止まると、次第に肉体から魂が遊離します。このとき、この世での魂修行が進んだ人の場合は、死後すぐに守護霊(しゅごれい)※や天使がお迎えにやってきます。しかし、死後24時間ほど経つまでは肉体と魂が「霊子線」でつながっているので、肉体感覚はあります。このまますぐに火葬場で焼かれると、魂がとてつもない恐怖を味わいます。通夜の習慣は理にかなっているのです。
※守護霊とは自分の“魂の兄弟”のうちの1人で、地上に生まれている間、霊的に導いてくれています。“魂の兄弟”は原則として「本体1人、分身5人」の6人グループで形成されています。
Point お葬式は故人が死を自覚する大切な機会
亡くなった人が自分の死を知り、この世や家族への執着を断って、あの世への旅立ちを悟る機会が「お葬式」です。葬儀や参列者が悲しんでいる姿などを見て、故人は自分が亡くなったことを悟ります。多くの人は、葬儀に参列している人など縁のある人たちにお別れをしてから守護霊や導きの霊に連れられ、あの世へと旅立ちます。
No.4 あの世に着いてから
死後3週間ほどは魂の姿で地上に滞在することが許されますが、最長でも「四十九日」くらいまでにはこの世を去らなければいけません。死後、あの世に持って還れるのは心だけ。その心の中身によって、死後の行き先が決まります。
Point 三途(さんず)の川を渡ると、亡くなった家族や友人が!
守護霊に導かれ、しばらくするとお花畑が現れます。そしてきれいな川にたどり着くのですが、これがいわゆる「三途の川」です。川はこの世とあの世の境界線なので、渡り切るともうこの世には戻れません。そこでは、先に旅立った身内や友人が迎えに来てくれることもあります。あの世では年齢や姿、外見を自由に変えることができるため、高齢で亡くなった方でも自分が好きな年齢の姿をしています。
Point スクリーンで自分の人生が上映される
三途の川を渡った後は役所のようなところに案内されます。その中では自分の人生が映画のようにスクリーンで映し出され、心の中で考えていたことなども含め映像で見せられます。観客には多くの霊人のほか、生前お世話になった友人や家族などもいて、観客と自分自身が“審査員”となって、天国へ行くか、地獄へ行って反省するかを決めるのです。
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