視力や聴力が衰える。気管支が弱くて咳が止まらなくなる――。仕方ないこととあきらめているかもしれませんが、ここにも心や思いが大きく関係しています。目や耳が悪くなる“心のメカニズム”を知っておきましょう。
老眼や難聴は思いの力で回復できる
年を取ると老眼が進み、耳も少しずつ衰える……というのが一般的な考え方。しかし本来、心は体を変える力を持っています。自分の心次第で、体の老化をある程度コントロールすることもできるのです。中年期に仕事や家庭の問題などで強い精神的ショックを受けると、目が悪くなったり、耳が聞こえにくくなったりすることがあります。これは「お先真っ暗だ」「何も聞きたくない」という思いが、体に影響してしまうから。逆に「目や耳を使って、もっと人のお役に立ちたい」と思っていると、視力や聴力が戻ることもあります「自分の体の中に、調整できないところはない」と信じることで、体は変えていけるのです。
心の傾向性をチェック
ここで、部位別に体に悪影響を与える心の傾向性を点検してみましょう。
目…外部と接する心の窓
外界と関わる心の窓である目。外部との関わりを拒絶すると、目が悪くなることも。多様な価値観への寛容さを持つことが大切です。
耳…しゃべる2倍、意見を聴く
人には口は1つしかありませんが、耳は2つ。これは「しゃべる2倍、人の意見を聴きなさい」という意味だといわれています。自分の意見だけでなく、人の意見にも耳を傾けるよう心掛けましょう。
鼻…人生観を表す顔の中心
顔の中心にある鼻は、その人の人生観を表しています。鼻の調子が悪い場合は、自分の人生観がぐらついていないかどうか点検してみましょう。
口・喉…空気の入り口
気管支は外から空気が入るところ。ここが悪くなる場合、無意識に周囲への拒絶反応を示している可能性が。口臭は、「人と話したくない」という他人を遠ざける思いから生まれることもあり、周りに対しておおらかな心で接することも改善の第一歩です。
ときには積極的な休養も
「勉強したくない」「仕事をしたくない」という思いが目を悪くするケースもありますが、勉強をしすぎてしまい、体がストップをかけるために目の病を作ってしまった男性もいました。疲労やストレスが限界を超えると、休養のために体が病を作ることがあります。その前に、“積極的休養”を取ることも大切です。
読者の体験談
ストレス環境の改善で息子のぜんそくが治った!
次男は周りを気遣う優しい子ですが、3歳のころにぜんそくを発症。ひどい時は1カ月のうち10日しか学校に行けないほどでした。しかしそれから9年ほど経ち、私の離婚で実家に住むと、発作がぴたっと起こらなくなったのです。私のストレスを息子が引き受けてしまっていたのかもしれません。(北海道・Y.Kさん・49歳)
感謝の思いで鼻炎が改善
鼻がつまって息ができないときもあるほど、ひどい鼻炎にずっと悩まされていました。大学生のときに友人から「感謝すると鼻炎も治るよ!」と言われ、いつも呼吸をしてくれる鼻や、自分自身の周りの環境へ感謝するように。すると大学在学中はほとんど鼻炎が出なくなり、びっくりしました!(東京都・Y.Iさん・22歳)
スピリチュアル処方箋
いつまでも若い心を持つ
「老眼や難聴にならず、生涯現役で活躍しよう」と強く思っていれば、視力や聴力を回復することもできます。
病気になる前に積極的休養を
疲労やストレスで体を壊す前に、自分から積極的な休養を取りましょう。予防が大事です。
Column 障害を持って生まれる
尊い使命生まれつきや事故、病気によって目が見えなくなったり、耳が聞こえなくなったりする場合、あえてそのような環境を選んで生まれてきていることもあります。障害を持って生まれた方々は、周りの人に優しさや思いやり、勇気を呼び起こすという尊い使命を持っているのです。「三重苦の聖女」ヘレン・ケラーは、まさに愛を与え続けた天使の代名詞でしょう。また、過去世の環境やカルマが影響しているケースもあります。例えば、前世に火事で亡くなったりした場合、呼吸器系の病気やぜんそくになることがあるようです。
(「Are You Happy?」2016年5月号)