私は、結婚5年目になる会社員の夫(38歳)と娘(3歳)の3人暮らしです。実は、高校生のころから不眠や妄想が激しくなり、ありもしないことが起きていると思ったり、他人に対して攻撃的になったりしてしまう「統合失調感情障害」という精神病で悩んでいます。1年半ほど前に夫の転勤で引越したときは、環境に慣れることができず、症状がひどくなってしまい、家族の承認のもと入院。退院してからは普通の生活を送っていますが、「また症状が出てしまうのではないか」という不安を抱えています。実家の母と姉もそれぞれ精神病を患っており、父が面倒を看ている状況です。このような状況を抜け出すために、私にできることや心構えを教えてください。(33歳・女性・主婦・子ども1人)
精神科医には理解できない憑依現象
お辛い日々ですね。でも、今回勇気を出してお便りをくださったことで、あなたは、自ら人生を変えようとしておられます。まずはその「人生を変える!」という決意を大事にしてください。
さて、精神的な病の正体は、「霊的影響」がほとんどです。ですから治療には本当は宗教知識が必要なのですが、現代の西洋医学は唯物論なので、お医者さんに「見えるはずのないものが見える、聞こえる」と訴えても信じてもらえず、「脳の機能が故障した」と診断されてしまうのです。
治療法は、悪い霊を引き寄せないこと。基本的には「似た者同士が引き寄せ合う」ので、マイナスの思い(怒りや妬み、グチ、不平不満、被害妄想、他人のせいにする心、恨み心、自分なんて……という自己卑下など)を出さないことです。
悪霊が離れると、ドンヨリした重苦しさが一気に取り去られ、雨上がりの後のような、非常に清々しいさわやかな明るい気持ちになれます。この感覚を一度味わっておくことが、心の統御を続けていくうえで大切だと思います。
悪霊を遠ざけるコツ
悪霊を遠ざけるために一番大切なことは、正しい宗教を学び、自分のなかに神仏への信仰をきっちりと立てることです。これによって、天上界のご加護・ご指導がいただけますし、自分の守護霊も目覚め、導いてくれるようになります。その中で、悪霊を引き寄せない自分になってゆきましょう。
たとえば、もし他人を責める傾向が強いなら、「自分と違う考え方のなかにも、価値はあるかも」とか「自分も100%完璧ではないのに、他の人が完璧でないと責めるのはおかしい」と考えてみてはいかがでしょうか。また、「自分の気持ちを考えすぎない」ことも悪霊を遠ざけるコツ。「私はこんなに苦しい」と考える時間を減らし、周囲の人の気持ちを考える時間を増やせば、その人に対して何か協力できたり、励ましたりできます。
さらに余裕ができたら、これまでの人生で、ご両親や学校の先生などから、与えられたことを思い出してみましょう。温かい気持ちで満たされて心がほっこりし、感謝が深まります。じつは、こうした反省や、他を思いやる心、感謝などが、悪霊と“さよなら”する特効薬なのです。
それから、妄想が湧いてきてしまったら(悪霊がきたら)、相手にしないことです。そのときは、読書などに没頭してください。とくに、幸福の科学グループ総裁、大川隆法先生の本は、神様の御心にかなった生き方をするための、さまざまな教えが入っています。読み進めるうち、天上界の波動と親和性のある精神状態になり、妄想も治まってくるはずです。
信仰の仲間をつくり光を強める
精神的な病が家系に続く場合、一般的にはDNAによる遺伝だと思われがちです。しかし、じつは憑依霊がその宿先を子孫へ移していっている場合があるのです。これは、どこかでその悪しき連鎖を断ち切らねばなりません。そのとき天上界とも信仰上の仲間たちともしっかりつながっていれば、「自分はひとりではない」と勇気が湧き、立ち向かうことができます。
また、幸福の科学では、悪霊撃退のための祈願も行っています。お近くの支部や精舎へお問い合わせくだされば、力になれると思います。どうか光の仲間をつくって乗り越えていってください。
※守護霊は「魂の兄弟」のひとり。原則として魂は、リーダー役の霊である本体1と分身5の6人でひと組になっています。その6人が交代でこの世に生まれ変わります。その際、指導やアドバイスをするのに一番ふさわしい方が地上に生まれた人を支援してくれるのです。
(「Are You Happy?」2013年4月号)
金澤由美子
1989年に幸福の科学に奉職し、支部・精舎・本部勤務を経て現職。その間、数多くの悩み相談を行う。