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音楽のパワーで人々に自由を!(幸福実現党党首 釈量子のキッチン政経塾)

音楽のパワー(釈さん)

時代を変える音楽の力

今月号は音楽特集ということで、私も音楽の思い出に触れてみたいと思います。

私が音楽に「開眼」したのは、父が買ってきてくれた「ショパン名曲集」の「革命のエチュード」を聴いた小学5年生のときです。祖国ポーランドを奪われた激情を表現した旋律に衝撃を受けたことを覚えています。

音楽に込められた思いは、時に時代を変えます。「アジアの歌姫」と呼ばれたテレサ・テンさんは、中国の民主化運動に大きな影響を与えました。学生の民主化要求運動の様子を見たテレサさんは、香港の支援集会に駆けつけ、「私の家は山の向こう」を熱唱。自由と民主のメッセージを歌に託しました。その直後に起きたのが、あの「六四天安門事件」です。来日の際、ジャーナリストに「私の人生のテーマは中国と闘うことです」と語ったテレサさんの思いに強く共感します。

ビートルズのリーダー、ジョン・レノンも音楽を通じて時代を変えた 一 人でしょう。彼が作曲した「レボリューション(革命)」は、毛沢東の文化大革命への強烈な批判が込められています。本当の「革命」を起こすには、暴力ではなく心の自由が大切だと訴えた歌詞は、時代を超えているといえます。

テレサ・テンの曲もビートルズの曲も、中国では長らく自由に聴くことができませんでした。共産党政府にとって、大勢の人に影響を与える曲は都合が悪いのでしょう。

 
続きは本誌でお読みいただけます

中国への聖なる怒り
神仏の正義と慈悲を伝える曲

 

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