故人にまつわる読者のスピリチュアルな体験を集めてみました。
さようならのあいさつに来た大叔母さん(40代・女性・サービス業)
学生のころ、祖母の隣の部屋に寝ていたときのこと。ある夜更け、ふすまの向こうの祖母の部屋のタンスの持ち手が、“カタカタ、カタカタ”と鳴る音が聞こえました。その音は、しばらく続きましたが、私は、あまり気にもとめず、またすぐに寝てしまいました。
そして翌朝。親戚から「大叔母さんが亡くなった」という電話があり、亡くなったのは、音が鳴ったときとほぼ同時刻。あれは、祖母のところに大叔母さんが最後のあいさつにやって来た音だったんだなと思いました。
「自殺してしまって本当にごめんなさい……」(20代・女性・出版業)
私が高校1年生のとき、親戚のお姉ちゃんが自殺で亡くなりました。そのお姉ちゃんはモデルの仕事をしていて、私にとっては憧れの存在だったので、本当にショックでした。
それ以来、私は気持ちが落ち込んだときに、いつもお姉ちゃんの気配を感じるようになりました。「成仏できずに、私の近くにいるのかな」と思った私は、昨年、幸福の科学の総本山・正心館で、お姉ちゃんの個人供養を行いました。
その晩、お祈りをしていると、突然涙があふれ出して止まらなくなり、「自殺してしまって、本当にごめんなさい……」という後悔の気持ちが心の中に浮かんできたのです。そして泣き止んだときには、「もう大丈夫」という安心感でいっぱいでした。
それ以来、お姉ちゃんの気配を感じることはなくなりました。きっと供養によって、導きがあったのだと思っています。
“亡くなった患者さんたち”と涙の映画鑑賞会(30代・男性・医療)
昨年5月、病院の入院患者Kさんが100歳の誕生日に亡くなり、私は死後の処置をして、お見送りをしました。
ところが……その日から3日間、非常に身体が重く、なぜだかわからない不安感が急に襲ってくるようになりました。その原因をよくよく考えてみたら、同じ時期に他にも数人、患者さんを看取っていて、「もしかして、亡くなった患者さんたちが僕のところに来ているのかも」と思い、死んだ後の世界を描いた幸福の科学の映画「永遠の法」のDVDを観ることにしました。
すると、今までにも観たことがあるのに、どういうわけか、映画の最初から最後まで涙が止まらず、映画を観終わるころには、すっかり身体が軽くなっていたのです。「あぁ、Kさんたちには、きっと天国への導きがあったんだろうなぁ、本当にありがたい」と、改めて仏の教えのすごさを実感しました。
震災で亡くなった姉からの「ありがとう」(50代・女性・主婦)
阪神・淡路大震災で亡くなった姉を想って、震災から2カ月後に供養をしたときのできごとです。
「明日はお姉ちゃんの供養祭だなぁ……」と思いを向けた途端、私は胸の奥から熱いものを感じて、涙がとめどなく流れ出し、「ありがとう、ありがとう」という姉の言葉が聞こえてきたのです。
供養をしてもらえることに、あの世に還った姉がとても喜んでいるんだなと実感した瞬間でした。
Illustration by Shinichiro Hattori
(「Are You Happy?」2012年7月号【特集 天国に届けたい祈り】に掲載)
「あの世」の世界についてもっと知りたい方へ
あなたは死んだらどうなるか? あの世への旅立ちとほんとうの終活
大川隆法 著/幸福の科学出版
生と死の真実を知るやさしい入門書
死が怖くなくなる。人生を大切にしたくなる。
大川隆法 著/幸福の科学出版
死は永遠の別れではありません。
「死の意味」から「葬儀の意義」、そして「霊界の真実」まで。
故人と子孫が幸せになる供養を、わかりやすく解説。