「守護霊は死んだペットやおばあちゃん?」「守護霊って何をしてくれるの?」など、守護霊に関する疑問について、幸福の科学の教えをもとに基礎知識を解説します。
Q. 守護霊は死んだペットや先祖ですか?
A. いいえ、違います。“自分自身の魂の一部”が守護霊をしています。人間の本当の姿は目に見える肉体ではなく、「霊」であり「魂たましい」です。その魂がいくつかに分かれていて、一般的に6人でひとつのグループを作っています。それを「魂の兄弟」といい、その6人が順番にこの世に生まれ変わります。そのとき、「魂の兄弟」の中で、指導やアドバイスをするのに一番ふさわしい人が、守護霊という立場で地上に生まれた人を見守ってくれています。
Q. 守護霊は何をしてくれているんですか?
A. 守護霊はいわば、地上の人間の“指導教官役”。原則として人生のハンドルは、地上で生きる人間が握っています。ですが、守護霊は私たちが思っている以上に、地上の人間を見守り、悪の誘惑から守って正しい道に導こうと、一生懸命に働いてくれています。守護霊はメッセージを直感やインスピレーション、「虫の知らせ」として降ろすほか、友人の言葉や、偶然観たテレビや本の言葉を通して気付かせてくれることも。守護霊には天上界での仕事もあるため、地上の人間といつも一緒にいるというわけではなく、必要なときに要所要所で助けてくれます。
Q. 守護霊に味方してもらうには、どうしたらいいですか?
A. 感謝の心を持つことです。ラッキーなことがあったり、指導をいただいたと感じたときはもちろん、普段から「守護霊さま、いつもありがとうございます」と感謝することで、絆がより深まるでしょう。守護霊は地上の人間に感謝されることで、ますますパワーアップし、さらに人生を導いてくれます。また、地上の人間が大きな志を抱き、素直でまじめに精進していれば、天上界からさらなる指導を受けることができます。ところが、グチや不平不満で心がいっぱいになっていたり、「自分さえよければ……」と、エゴイスティックに生きていたりすると、守護霊は嫌がり、遠ざかってしまいます。そればかりか、悪霊や動物霊などの悪い霊を引き寄せてしまうことも。明るく積極的な思いを持ち、世のため人のために一生懸命働く姿勢が、守護霊を味方につける鍵となります。
Q. 守護霊の導きが感じられません。どうしたらいいでしょうか?
A. 信じることが大切です。守護霊を信じる心を持っていればいるほど、その力は磁石のように強く働くようになっていきます。守護霊を信じる心が強いほど、守護霊の力は増していくのです。さらには、自分の心が光り輝くように美しい心境を保ち、日々、努力精進することで、守護霊からの指導が働き始めるでしょう。
Q. 守護霊にお願いすれば、願い事は何でも叶いますか?
A. 残念ながら守護霊は、神様のように全知全能ではありません。地上に生きている本人よりは、少なくとも一段高い認識力を持っていますが、あくまでも本人に似た個性を持つ存在です。そのため守護霊は、“本人の利益”のために一生懸命働いてくれていますが、その望みが他人とぶつかってしまう場合、お互いの守護霊が火花を散らし合い、念力の強いほうが勝つということがあるのです。
(2015年2月号)