幸福の科学 小澤佐知講師に、奇跡にまつわる素朴な疑問について聞きました。
Q 奇跡とは何ですか？
A この世において普通はありえないようなことが、「良き方向」で起きることを「奇跡」と呼んでいます。結果として幸福がもたらされ、本人の成長につながる出来事のことです。そこには必ず〝目に見えない世界〞からのサポートがあるので、奇跡を願う側の心構えとして、信じる心を持つことが大切です。人は神仏の存在や天上界の導きを「信じる」行為を通して、神仏や天上界と一体となり、この世のルールや限界、常識というものを打ち破ることができるのです。
Q 奇跡はどんなメカニズムで起きるんですか？
A 地上の人間が祈りや願いを発すると、神仏や、天上界の霊的な存在がそれをキャッチしてくださいます。願いは100％聞き届けられているのですが、奇跡というかたちで現象が起きるかどうかについては、神仏のご判断になります。そのため、願えば全員に奇跡が起きるわけではありません。『公開霊言 ギリシャ・エジプトの古代神 オフェアリス神の教えとは何か』の中で、オフェアリス神は、「神の愛する人たちを護るために起きるのが、奇跡」だとおっしゃっています。「神の愛する人」とは、「神を愛する人＝神を信じる人」のことです。絶対の信仰心を持ち、計らい心を捨て、透明な心で祈ったとき、必要な人に奇跡は臨んでくるものなのです。
＊ 大川隆法著／幸福の科学出版
Q「奇跡が起きやすい人」の特徴は？
日々、祈願の導師をさせていただいていると、奇跡が臨む人には共通点があるように感じます。それは、「奇跡は起きる」ということを素直に受け入れておられるのはもちろんのこと、心が澄んでいて、純粋であり、神様を信じる気持ちが強いということです。また、人は、魂を成長させるためにこの世に生まれてきていますから、病気をしたり、人生の壁にぶつかることがあっても、実はそこに学ぶべき教訓が隠れています。目の前の出来事から謙虚に学び、仏に生かされていることへの感謝の思いを深めるとともに、与える愛の実践を心掛けることも大切でしょう。奇跡はいたずらに求めるものではなく、自己変革などを通して心が変わっていくなかで、自然に臨んでくるものなのです。そのなかには、医者に見放された病気が治ってしまうなど、神仏の救済の証明として奇跡が臨む方もいるでしょう。
Q「奇跡が起きにくい人」の特徴は？
神仏の存在を否定し、奇跡を信じない人には起きません。また、自分が不幸であったり、病気になってしまったことを、人のせいや環境のせいにする自己弁護の心があってもいけません。また、逆に自分だけの力で解決しようと力みすぎても、奇跡は臨まないでしょう。そういった心があると、神仏が助けようとしても、ブロックされてしまうのです。
Q 奇跡は本当に起きるんですか？
ありがたいことに、私は日々、奇跡を目の当たりにしています。片目がほとんど見えなかった方が、「機能再生祈願＊」を受けている最中に視野が広がり始め、終わるころには完全に見えるようになったり、家族に支えられながらやっとのことで精舎を訪れたおばあさまが、祈願式の後には、一人でスタスタと歩き、それまでまったく食べられなかった食事を勢いよく召し上がったりしたこともあります。また、息子さんが多臓器不全に陥ったと知らせを受けたお母さんが祈願を受けたところ、直後に息子さんが劇的に回復したりと、枚挙にいとまがありません。
＊ 内臓から外見に至るまで、あらゆる身体機能の再生・修復を願う祈願。
Q 幸福の科学の祈願ではどんなことをするんですか？
支部や精舎など、霊的磁場の整った宗教施設の中で、祈願書に願いを記入します。それから宗教修行の鍛錬をしているプロの宗教家が式典で導師を務め、神仏への感謝を捧げ、祈願者の誓願を天上界におあげするのです。幸福の科学の精舎では、病気平癒、悪霊対策、経済繁栄、自分の成長や成功、結婚や家族の幸福を願うものなど、100種類以上の祈願が用意されています。祈願の際に大切なのは、ただ他力に頼るのではなく、周りへの愛の思いで祈ること。祈願は、与える愛の実践をしていく決意を固め、天上界が応援したくなるような人格を目指す宗教修行でもあるのです。
Q 祈願が効かないのはなぜですか？
「これだけ頑張ったのだから、祈願が効いてくれないと困る」などと、見返りを求めるような心、唯物的な考えを持っていると効きにくいでしょう。肉体＝自分と考えていると、病気を治すには傷んだ部分を〝取る〞しかないため、祈願を通して仏の光が臨み、病気が治るというメカニズムが理解できないのです。また、信仰心のある方でも、その人が生まれてくる前に決めてきた人生計画や寿命があるため、すべての病気が祈願で治るとは限りません。その人にとって、もっとも良い方向にお導きいただけるのです。
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