【Special Interview】映画「呪い返し師―塩子誕生」インタビュー 大川紫央さん

10月7日公開の映画「呪い返し師―塩子誕生」の企画者である大川紫央・幸福の科学総裁補佐に、本作を企画した理由や、どのようなメッセージが込められているのかなどを聞いた。

生霊の主張には苦しみの本質が出てくる

「塩子、見参!」

7のつく日の夜7時7分、ある儀式をすると、呪い返し師・塩子が現れる。呪いとは「人の不幸を願う思い」のことで、ときに生霊となって相手に障(さわ)りを起こす。塩子はそんな生霊や悪霊を撃退し、人々を救っていく新たなヒーローだ。本作を企画した理由とは。

「大川隆法総裁先生のもとには多くの生霊が来るのですが、それは個人の悩みから発されているものなのでそのまま公にはできません。ただ、生霊の主張には、その人がぶち当たっている壁や苦しみの本質が出てきます。人が悩むポイントは似ていることも多いので、それを普遍的なものとして描けたら、人生修行の本質的な部分についての教材になるのではないか。これが企画意図として大きいところです。

『呪い』と言うと、丑(うし)の刻参りのような恋愛のドロドロしたイメージがありますが、実際はそういうものだけではありません。日ごろ自分が発している呪いもありますし、受けているものもあるかもしれない。それに気づいてほしいという意図もあります。また、そうした本音は、人には見せない一面ですが、あの世に還ったときにいちばん向き合わなければいけないものなので、宗教として考えるきっかけをつくりたいというのもありました」

誰でも天狗になり得る

作中、塩子が呪いの原因を探ると生霊や悪霊が姿を現すが、なかには鬼や天狗などのモンスターもいる。

「生霊化しているときの人間の感情は、天狗になっていることも多くて、総裁先生は『生霊の8割くらいは天狗化している』とおっしゃっていたこともあります。天狗という存在がいて『自分は別』ではなく、小さな成功をしたときや脚光を浴びたときに、誰でもなり得るものなんです。

また、人との競争のなかで悩んでいるときは、『自分のやりたいことを誰かがやっていて、自分はできない』という苦しみがつきまといます。そこには『頑張りたい』という気持ちもあるのですが、『自分に与えられた役割で頑張ろう』ではなく、『自分が頑張りたい』になってしまうと、『あの人より私のほうができるのに』という、人を攻撃する思いにまでなってしまう。これは普通の会社に勤めている人でもよくあることだと思います」

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