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ウクライナ戦争で日本に迫る食料危機 今こそ日本は停戦の仲介を〔幸福実現党党首 釈量子のキッチン政経塾〕

家計を直撃するエネルギー・食料値上げ

連日、商品やサービスの値上げが報じられています。ガソリンや食料品の高騰は、家計を守るお母さんたちにとっても頭の痛い問題でしょう。

この値上げラッシュはそれほど簡単に止まりそうにありません。20年ぶりの歴史的な円安によって輸入品の価格が上がっていることに加え、今後、世界的な食料危機が起きる可能性があるからです。

現在、ロシアとウクライナの間で戦争が続いていますが、両国は世界有数の穀倉地帯です。国連世界食糧計画のビーズリー事務局長はウクライナ戦争の影響について、「第二次大戦以来、目にしたことのない大惨事を地域の農業と世界の食料・穀物供給にもたらしている」と述べています。

日本を直撃する肥料危機

ロシアとウクライナの小麦は、世界の小麦輸出量の約3割、ヒマワリ油は両国産が世界の7〜8割を占めます。日本はロシアから輸入する穀物量はわずかなので、急に大きな影響はないものの、これが戦争の影響で大幅に減少すれば、当然価格は上がり、日本にも影響が出ます。

より深刻なのは肥料危機です。肥料の三要素は、窒素、リン酸、カリウム。家庭菜園やプランターの土づくりでもお馴染みの、葉や花実を実らせ、根を丈夫にするのに欠かせない成分です。現代農業にとって、肥料は土づくりの必需品。それを日本は99%を輸入に依存しています。特にロシアとロシアの同盟国ベラルーシからは、塩化カリウムの25%を輸入しています。

両国への…

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