しあわせを引き寄せる「言霊(ことだま)」入門

日本では古来より、「よい言葉はよいものを招き、悪い言葉は悪いものを招く」という言霊の力が信じられてきました。日常の中で何気なく使っている言葉に、その人の内面が現れます。

呪いの言葉の力

結婚式では「別れる」「去る」等の言葉を使ってはいけないなど、日本には不吉な意味の言葉を避ける「忌(い)み言葉」という風習があります。言霊が今より深く信仰されていた平安時代には、呪詛(じゅそ)の言葉で政敵やライバルを呪ったという事例も残されています。メールやSNS の発達によって、軽い気持ちで人を傷つける言葉が使われることも多い現代。しかしその言葉は確実に他人や自身を縛る「呪い」となっているのです。

(例)

「嫌い」「許せない」「ツイてない」「ダメ」「絶対無理」「なんで私だけ」「お金ないし」「できるわけない」「恨んでやる」「全部あの人のせい」「なんでいつもこうなるの?」「昔はよかった」など

プラスの言葉で呪いを打ち消す

言霊の一種として、言葉から生まれた悪いことは、発言のし直しで打ち消すことができると考えられていました。
『古事記』には、黄泉の国の住人となった伊邪那美(いざなみ)が「これから一日に千人の生者を黄泉へ連れて行く」と呪った言葉に対し、伊邪那岐(いざなぎ)は「では私は、一日で千五百人の生者を生もう」と切り返したと記されています。

(例)

「ありがとう」「おめでとう」「大好き」「大丈夫」「よかったね」「しあわせ」「素敵ですね」「信じてるよ」「おかげさまで」「きっと上手くいく」「明日があるさ」「今日も良い日」「本当に助かりました」「頑張ってね」など