結婚できない焦り〔心のお悩み相談室〕

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地方で派遣社員（事務員）として働いています。
東京の短大に通っていたため、都内で就職したかったのですが、就職氷河期で仕事がなく、仕方なく実家に戻ってきました。田舎なので20代前半で結婚する人が多く、同級生はみんな結婚。子どもが２～３人いる人も珍しくないなか、独身は私だけ。両親から「結婚はまだか」と言われ続けています。職場の正社員の女の子（20代前半）からも「どうして結婚しないんですか？」と言われてしまいました。

結婚したくないわけではないし、いい相手がいればしたいとも思います。自分に好意を持ってくれる相手はいましたが、結婚したいとまでは思えず、恋愛は何年もしていません。人に誇れるようなキャリアもなく、仕事も中途半端。派遣社員なので、金銭的にも将来に不安を感じています。この先、どうしたらいいでしょうか。（31歳・女性・独身・派遣社員）

人生は数十年のトータルで考える

同級生がどんどん結婚していくと、自分だけが取り残されるような気持ちになりますよね。ですが、漠然と焦るのではなく、一度心を見つめてみてはいかがでしょうか。もしかしたら、「一生独身というのも不安だけど、未知の相手との結婚も不安で、一歩を踏み出す勇気もないし……」と、結婚に対してふんぎりがつかない思いがあるのかもしれません。

ただ、90歳100歳と長生きする方も増えている今、あなたもこの先、60年70年と生きる可能性が高いわけです。やはり人生は数十年のトータルで幸福を考えるべきで、この世を去るとき、「充実したいい人生だったなぁ」と思えるためには、あなたの場合、結婚もし、家族と共に様々な経験を積んでいくことが最高なのではないでしょうか。

多少の苦労はあっても結婚し、子どもを育てることは、あなたの新たな生きがいになるでしょう。子どもを立派に育てて社会に送り出すことは、自分の老後のためだけでなく、世の中の発展のために尽くすことです。それは親としてとても高貴な幸福感なのです。

どの人だったら幸福にしてあげられるか

「もっといい人がいるのでは……」と、いつまでも決断できないと、婚期を逃してしまいます。完璧な人など、自分も含めていません。でも、不完全な人間同士でも、結婚することで、足りないところを伴侶と補い合い、成長してゆくことができます。迷ったときには、逆転の発想もしてみてください。普通は「どんな人と結婚したら幸福になれるか」と考えるものですが、逆に「どの人だったら自分は幸福にできるか」と考えるのです。

結婚相手を選ぶときのぴったりの条件とは

ここは友人知人に紹介を頼むか、評判のいい結婚相談所等に登録してみてはいかがでしょう。そのときのポイントは、相手の条件を、容姿や収入など、外側のものだけにしないことです。それよりも、理想や生きがいが自分と共通しているかを重視したほうがいいです。やはり、いくら相手がお金持ちでも、基本的な人生観や考え方が違いすぎると、結婚生活は大変苦しくなります。

たとえば、あなたが素直に神様を信じていて、愛や優しさなど、目に見えないものに価値を感じている女性なら、「人生はこの世限りなんだから楽しまないと損だ。お金や肩書きがすべてだ」などという唯物論者と一緒に暮らすのは、とてもつらいでしょう。夫婦とは、未来に向かって二人三脚で歩んでゆくもの。二人三脚で転ばないためには、基本的な人生観がいっしょのほうがいいのです。

あとは、主婦の技能も含めて自分磨きを。もちろん心もよく磨きましょう。そして、今までの自分の行いをよく反省し、守護霊には「正しくお導きください」と祈りましょう。

幸福の科学の教えによれば、結婚相手はこの世に生まれてくる前に約束してくることがほとんどです。ですからあなたも誰かと約束してきたはず。その相手は、あなたが行動を起こしたら、きっと現れてくると思います。