「幸せになる決意」をする

幼いころにご両親を亡くされ、ご姉妹共に頑張ってこられたのですね。きっとさまざまな苦労もおありだったと思います。

「いつも恋愛ができないまま終わってしまう」とのことですが、もしかしたら、身近に男性がいなかったために恐怖心から潜在的に男性をブロックしてしまったり、中性的に振舞うといった傾向があるかもしれません。

また、姉妹共に支え合うようにして生きてきたため、心のどこかに、自分だけが幸せな家庭を持つことに罪悪感を感じたりしていませんか。もしそうならば、勇気を持って、まずは、「自分が幸せになる決意」をし、考え方を変えていきましょう。

同時に、他人から愛をもらうのではなく、「自分が幸福を創り出す」と決意することが大切です。それは言い換えれば、あなたが「どういう相手なら幸せにできるか」という視点です。

最初から鍵穴がぴったりと合うような結婚相手はなかなか存在しないものです。お互いの理解を深め、努力によって幸せな家庭を築いていこうと考えましょう。

周囲への“感謝”は幸福な人生への第一歩

さて、あなたは「恋愛や結婚がうまくいかないのは、幼いころの環境の影響で“幸せな家庭像”が描けないからだ」と分析されています。幸福な家庭像が描けないから恋愛や結婚がうまくいかないことは、事実かもしれません。ただ、逆も真なり。“幸せな家庭像”を描くのは、現在ただ今のあなたの「心」次第です。

あなたが理想とする家庭とは何かを問いながら、幸せな家庭像を日々描いてください。念いには力があります。継続して、幸福な家庭を描き、念い続けることができれば、きっと現実として引き寄せられるでしょう。

では、どうしたら“幸せな家庭像”を描けるか考えてみましょう。今まで大変なこともあったかと思いますが、あなたはきっと、親族や恩師、友達、あるいは友達のお母さん、ご近所さんなど気が付かないところで、ひと一倍暖かい眼差しを注がれ、愛を与えていただいたのではないかと思います。

人生を振り返ってみれば、多くの人々の支えや言葉、励ましがあったことでしょう。目には見えませんが、何よりもあの世に旅立たれたご両親が、いつも見守っていてくれていたでしょう。恋愛や結婚に限らず、「与えられている愛」に気づき、感謝していくことが、幸福な人生を歩むために大切な第一歩です。

神仏を信じる心を大切に

そして、どうしてもお伝えしたいことがあります。人間は永遠の生命を生きている存在だということをご存じですか？ 私達は、魂修行のために、“あの世”と“この世”を繰り返し生きている存在です。「人生は一冊の問題集」であり、恐らくあなたは、「心」をさらに磨き、大きな心で周りの人々を幸福に導くために、今回はこのような厳しい環境を選んで生まれてきたのでしょう。

あなたはもう30歳。人生の本番がスタートします。神仏を信じる気持ちを大切に、お導きや良縁を信じ、積極的な明るい未来を描く力で、今後の人生を切り拓いていってください。あの世のご両親もあなたの幸せな姿を願っておられるはずです。

 
（「Are You Happy？」2016年2月号）

 
幸福結婚相談所
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