クラシック音楽のもとは‟神への祈り”だった

長い歴史を持ち、今もなお人々の心を潤すクラシック音楽は、実はキリスト教と深いつながりがあります。キリスト教の歴史とともに、その発展の過程を追います。

 

聖書の言葉に音楽がついたのが聖歌

クラシック音楽2

キリスト教は「歌う宗教」といわれるように、礼拝に音楽が用いられます。そのもとをたどると、「旧約聖書」や「新約聖書」に、神を賛美する歌を歌うよう求める記述があり、実際に人々が歌って祈る場面が書かれています。3~4世紀になると、聖書や祈りの言葉にメロディがついた「聖歌」が生まれます。しかし、地域ごとに歌い方が異なっていたため、8~9世紀に整理・統一され、「グレゴリオ聖歌」が誕生しました。この聖歌を広げるなかで楽譜の原型が生まれます。それによって、より複雑な曲をつくることが可能となり、13世紀にはグレゴリオ聖歌をベースに、新しいメロディーや歌詞が重ねられるようになりました。またルネサンス時代以降は、教会の儀式(ミサ)で使われる言葉に音楽をつけるようになり、「ミサ曲」と呼ばれるように。これらの曲が現在、クラシック音楽として親しまれています。<代表的な曲「レクイエム ニ短調K.626」(作曲:モーツァルト)>

 

アカペラの由来

無伴奏の声楽をアカペラと言いますが、その由来はイタリア語の「ア・カペラ」で「礼拝堂で」という意味。ローマ教皇の公邸・バチカン宮殿にあるシスティーナ礼拝堂には楽器を持ち込んではいけない習わしがあり、聖歌隊は常に無伴奏だったことから、礼拝堂様式=アカペラと呼ばれるようになりました。

システィーナ礼拝堂

 
さらに本誌では、キリスト教の広がりとともに、どのように「讃美歌」「ゴスペル」が生まれたか、音楽と神様の関係などを紹介しています。

 

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