会うと元気になれる、いわば「小さな太陽」みたいな人は、やっぱりどこへ行っても人気者。
あなたの好感度がグンとアップする、いつも明るく、笑顔でいるためのヒントを集めてみました。
読者のエピソード 私のまわりにいる「いつも笑顔で明るい人」
相手に冷たくされても笑顔で返すママ友(30代・女性・会社員)
子どものお友だちのお母さんAさんは、いつも明るくて、会うと元気をもらえます。私よりも年上の40代で、誰にでもフレンドリーに声をかけ、人の悪口などは一切言いません。あるとき、お母さんたちの集まりで、みんながちょっと話しかけづらいな……と思う方がいたのですが、Aさんは普通に話しかけていて、相手から冷たくされても、笑って明るく返していました。「私にはできない。すごいな!」と思いました。
漫画『ワンピース』の主人公ルフィみたいな友人(20代・女性・学生)
中学時代、吹奏楽部で一緒だった友人は陽気な性格で、とにかく前向き! 大会で私たちの部は銀賞続きだったのですが、部長だった彼女は「絶対に○○大会で金賞を取る!」と宣言。3年間、夢をあきらめずにみんなを励まし続け、3年生のとき、見事金賞を取ることができました。成績も優秀なのに天真爛漫で、リーダーシップもあって、女の子だけど、漫画『ワンピース』の主人公ルフィみたいな子でした。
いつも笑顔でいるための「こころの指針」
笑顔は努力に比例する
一日を閉じるときに、振り返ってみてください。きょうは、どれだけ笑顔をつくることができましたか。どれだけ多くの笑顔を他の人に与えることができましたか。また、人がいないときに、笑顔をつくることができましたか。
笑顔は、やはり、つくっていけるものです。笑顔の人間を見れば、周りの人はうれしくなりますし、周りの人がうれしくなると、自分もまた、うれしくなってくるものです。
私は、また、次の言葉を語っておきたいと思うのです。それは、「笑顔は努力に比例する」ということです。
特に、若い人が笑顔を持つことは、そう難しくはないかもしれませんが、三十歳となり、四十歳となり、五十歳となり、六十歳となったときに、さあ、いつまで、その笑顔を保つことができますか。これは一つの修行だと思わなければなりません。あなたは、いつまで持ちこたえることができるでしょうか。
そして、「地上を去って、あの世に還るときまで、笑顔を絶やさないでいられた人は、おそらく、あの世でも笑顔を続けられる人である」と私は思うのです。
笑顔をつくることは、「顔施(がんせ)」とも言われています。笑顔は、人に対する施しでもあります。笑顔を持った人が一人でも多く出ることが、世の中がよくなっていくための方法でもあるのです。
それは、ちょうど、道端に咲いている花にもたとえられましょうか。
「花は、多くの人たちの喜びのために咲いている。花もまた、笑顔を与えている」と考えてよいと思います。
しおれた花は悲しみを象徴していますが、満開の花は笑顔に満ち満ちているように見えます。一輪だけの花ではなくて、たくさんの花が咲き乱れていると、笑顔が並んでいるようにも見えます。
人生を生きていくための一つの秘訣は、「とにかく笑顔を維持する。努力してでも笑顔をつくっていく」ということです。それが、多くの人のためになり、世の中のためにもなるのだということを忘れてはならないと思います。(『成功の法』より)