【INTERVIEW】千眼美子さん「日本に、世界に、 夜明けをもたらしてくれる 映画です!」(映画「夜明けを信じて。」)

senngennsann

10月16日に公開される映画「夜明けを信じて。」で、主人公の一条悟と心を通わせる立花美穂を演じた千眼美子さん。役作りの取り組みや、撮影時のエピソードなどをお聞きしました。

 

役作りのモデルは弟橘媛(おとたちばなひめ)

 
9月に開催されたマドリード国際映画祭の長編外国語映画部門で最優秀作品賞を受賞し、ますます注目が集まる「夜明けを信じて。」が、まもなく公開となる。千眼美子さんが演じたのは、主人公・一条悟(いちじょうさとる)の会社の同僚で、後にテレビ局のアナウンサーとなる立花美穂。宗教家として一人立つ主人公を愛するがゆえに、自ら身を引く、献身的な女性だ。

「大川隆法総裁の同じ時代を描いた前作『さらば青春、されど青春。』では、額田王(ぬかたのおおきみ)をイメージして役作りをしましたが、今回は弟橘媛(おとたちばなひめ)を参考に取り組みました。立花美穂の『立花』は『弟橘』からきているんです。そして『美穂』は、天女の羽衣伝説で有名な『三保の松原』から。名前からして、ものすごくハードルが高い役だったので、今回はより一層、愛する人のために身を引く潔さや自己犠牲の精神を出せたらいいなと思って役を深めていきました。

ただ、大川咲也加さんが手がけられた脚本がすごいパワーを持っていたので、自分がどうこうしようと考えるよりも、脚本からにじみ出るものを大切に、シンプルに演じようと心がけました」

アナウンサーの役作りにも、千眼さんならではの工夫がたくさん。

「現役のアナウンサーの方が書かれたエッセイ本などを読んで、普段どのような感性でお仕事をされているのかとか、どういう思いでカメラの前に立たれているのかを勉強しました。アナウンサーの仕事って、原稿をきっちり読み上げることなのかと思っていたんです。でもそうではなくて、自分なりの解釈を入れて〝こういうふうに伝わってほしい〟という思いを込めて読んでいるそうなんです。あとは、映画の舞台が80年代だったので、当時のアナウンサーの話し方を研究したり。当時は、今よりも発声がパリッとしているんですよね。今の方がしゃべり方が少しやわらかいというか。ちゃんと反映されているか分からないですけど、そういったところを意識して演じました」

 
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映画「夜明けを信じて。」

夜明けを信じてアイキャッチ

公式サイト
https://yoake-shinjite.jp/
STORY
一流大学を経て大手商社に就職。エリートの道を歩みながらも突然退職し、姿を消した一条悟。
なぜ彼は約束された将来を捨て去り、宗教家になることを選んだのか。なぜ愛する人たちに何も告げず、ただ一人往くことを決めたのか。そして1991年7月15日、東京ドーム。宗教家・一条悟の大講演会の幕が上がりはじめる―。

製作総指揮・原作 大川隆法
脚本:大川咲也加 監督:赤羽博 音楽:水澤有一
出演:田中宏明、千眼美子、長谷川奈央、並樹史朗、窪塚俊介、芳本美代子、芦川よしみ、石橋保ほか

 

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