web-201803-幸福論

【試し読み】心が軽くなる、シングルマザーの子育ての智慧

2011年7月1日に東京都・総合本部で説かれた法話「離婚多発時代の心構えについて」の質疑応答から抜粋してご紹介します。

質問:最近は、離婚されるご家庭が増えています。離婚した家庭での子育て、片親での子育ては、どのようにしていくべきなのか、ご教示いただければ幸いです。

子供の意欲を失わせない

二つの面で問題があると思います。
一つは経済的な問題です。食べていけるかどうかという、大きな問題です。
例えば、パートタイマー的な仕事だけで子供を学校に行かせたりするのは、かなり厳しいでしょう。夫の側から養育費を取ろうとしても、なかなか取れなかったり、あるいは、送金などが止まってしまったりするような状況が普通になってきつつあります。ですから、経済的な面は難しいところがあると思います。
ただ、それについては、社会的に補助しようとする動きがあることはあります。子供に関しても、義務教育が終わったあとは、一定以上の年齢になれば、奨学金制度等がいろいろ受けられます。単に経済的理由だけで勉強ができなかったとは言えない面があると思います。
むしろ、そういうことよりも、本人にやる気がなくて、勉強しなくなったり、グレたりするケースのほうが多いのではないでしょうか。ですから、経済的な問題を解決すると同時に、子供の意欲を失わないように導くことが大事です。
つまり、子供の意欲をどちらに向けさせていくかということです。マイナスのほう、ネガティブなほうに行けば、きりがありません。昔であれば、不良・非行にもなったでしょう。けれども、現代では、いつまでも不良・非行をやっているようでは乗り遅れてしまいます。
「親は親、子は子」なので、子供は自分で自分の将来設計をしなければいけません。親から学ぶべきことは学びつつも、自分の才能を生かす道を模索していくべきだと思います。

環境のせいにさせない

出来のよい親もよいのですが、出来の悪い親もけっこうよいものです。勉強することがたくさんあります。親の出来が悪いと、子供は、「自分にも同じような遺伝子が流れている」と思って、「こういうふうになってはいけない」と頑張るところがあります。
ですから、出来の悪い親もけっこうよい親なのです。本当にそう思います。子供が「そういうふうにならないように」と思えば、そういうふうにならないようにできるのです。
自然のままにいくと、おそらく似たような傾向が出てくるでしょう。しかし、親の失敗やうまくいかなかったところを見て、「意志の力」でもって、「ああはなるまい」と思えば、そういうふうにならないようにできるわけです。
あくまでも、「環境のせいにし続けるようでは、一人前にはなれない」ということは教えてあげなければいけません。
幸福の科学でもよく紹介していますが、偉人伝のほとんどは、劣悪な環境から出てくる話ばかりです。両親に恵まれて、非常によいところを出ていて、〝蝶よ花よ〟で偉人になったなどという例はほとんどありません。
やはり、選ばれたる魂は、劣悪な環境を得てして選んで出てくるものなのです。普通ならば堕落していくなかで、自分をどうやって立て直して、意欲的に生きていくかということです。要するに、どのような環境であっても、光のほうを見つめて生きていくことが大事なのです。
そういう意味で、幸不幸は、家庭環境を含めていろいろと出てきます。それは、ある意味で、トランプのシャッフルというか、条件をもう一回ゼロにしようとする働きもあるのかなというふうに思います。それはそれでよいことかもしれません。
必ずしも、伝統的な大富豪のところから、よい子ばかり生まれるわけではありませんし、貧乏長屋からでも、大秀才が出てくることはあります。
人間一代の可能性は結構なものなのです。ですから、言い訳をしてもよいのは二十歳ぐらいまでで、二十歳を過ぎたら、もう言い訳は通用しないということだと思います。

女性は批判に耐えられる実力を

それから、女性について申し上げます。日本の歴史などを見るかぎりでは、昔の女性で、出世するというか、偉くなるのは、ほとんど、「偉い人の娘などとして生まれて、生まれつきお姫様である」か、あるいは、「偉い人と結婚して、大勢の人を使えるような富が与えられる地位に就く」かというのが普通のケースです。そのほかは一般庶民でしょう。
しかし、現代のように、これだけマス教育が行われて、優秀な女性が大量に出てきている時代に入ると、そうした「ひとつのラッキーな現象が、すべてに通行手形のように通用する」というのは、少し難しくなってくると思うのです。……

大川隆法 Ryuho Okawa

幸福の科学グループ創始者兼総裁

1956(昭和31)年7月7日、徳島県に生まれる。東京大学法学部卒業後、大手総合商社に入社し、ニューヨーク本社に勤務するかたわら、ニューヨーク市立大学大学院で国際金融論を学ぶ。81年、大悟し、人類救済の大いなる使命を持つ「エル・カンターレ」であることを自覚する。86年、「幸福の科学」を設立。2016年には立宗30周年を迎え、信者は世界100カ国以上に広がっており、全国・全世界に精舎・支部精舎等を700カ所以上、布教所を約1万カ所展開している。説法回数は2,500回を超え(うち英語説法100回以上)、また著作は28言語以上に翻訳され、発刊点数は全世界で2,200書を超える。『太陽の法』(幸福の科学出版刊)をはじめとする著作の多くはベストセラー、ミリオンセラーとなっている。また、映画「さらば青春、されど青春。」(2018年初夏公開)など、12作の劇場用映画を製作総指揮している。ハッピー・サイエンス・ユニバーシティと学校法人 幸福の科学学園(中学校・高等学校)の創立者、幸福実現党創立者兼総裁、HS政経塾創立者兼名誉塾長、幸福の科学出版(株)創立者、ニュースター・プロダクション(株)の会長でもある。

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